昨シーズン、リーグで最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞したダイソン・ダニエルズ(アトランタ・ホークス)が苦しんでいる。
オーストラリア出身のコンボガードは昨季、ホークス移籍1年目で自己最多の76試合に出場(すべて先発)し、平均14.1点、5.9リバウンド、4.4アシスト、3.01スティールを記録。主要5部門でキャリアハイ、スティールはリーグ1位の成績を残し、オールディフェンシブ1stチームにも選ばれるなど躍進のシーズンを送った。
今季も1月21日時点で46試合中44試合に出場し、そのすべてでスターターに起用されているが、現地メディアからは深刻なスランプが指摘されている。
平均11.6点、6.7リバウンド、6.2アシスト、1.89スティールという数字は一見すると酷評すべきものではないが、重症なのはロングジャンパーの精度。
3ポイント成功率は昨季の34.0%(80/235)から10.9%(7/64)へと急落し、特に昨年12月18日以降は20本放って1本も決められないという、1か月以上にわたる極度のシュートスランプに陥っているのだ。
あまりの不振ぶりにダニエルズ本人も自信を失ったか、最近はシュートを打てる場面でも味方にパスを回す場面が目につく。
結果、3ポイント試投数は昨季の平均3.1本から1.5本に半減。1月に入ってからは平均0.9本と明らかにアテンプトを減らしている。
この低空飛行を受け、現地のSNSメディアは「0」が並ぶ連日の3ポイント結果を掲載したり、なかにはスティールの名手である彼のニックネームにかけて、「“Great Barrier Thief”はホークスから1億ドルを盗んだ」と、昨年オフに結んだ契約(4年総額1億ドル)を皮肉るコメントも見られた。
救いなのは、チームを率いるクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)からの信頼は失っていないこと。また、守備やアシストで貢献するほか、2ポイントの成功率は自己最高ペースの55.8%と、ロングジャンパー以外の精度は悲観するものではない。
苦しいシーズンを送っているとはいえ、ダニエルズはまだキャリア4年目の22歳、シュートの向上はいくらでも期待できる。まずは自信を取り戻す1本を決めたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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