岐阜県は27日、多治見市内の企業向け・宅配弁当店が提供した「仕出し弁当」で、集団食中毒が発生したと発表。
店に営業禁止命令
県の生活衛生課によると、今月18日~19日にかけて、『宝弁当』が製造した弁当を食べた男女21人が、吐き気、おう吐、下痢などを発症した。
うち3人が、医療機関を受診。

保健所は、医師の報告などから、仕出し弁当が原因の食中毒と断定した。
そのため、食品衛生法に基づき、店に対して営業禁止を命じた。
なお、食中毒の原因菌については、現在調査中。
販売数522食・調査完了32人のみ
該当期間に店が提供したメニューは、
9月18日(木):酢豚、白身フライ、玉子焼き、大豆とインゲンの柚子胡椒炒め、
ひじき煮、漬物、サラダ、麦ごはん。
9月19日(金):鶏肉とれんこん炒め、水餃子、玉子焼き、野菜と豆腐のちぎり揚げ、
大根とブロッコリーの和え物、漬物、刻み昆布の煮物、麦ごはん。

また、店が18日と19日に販売した仕出し弁当の数は、計522食。
しかし、27日時点で調査が完了したのは32人のみ。
そのため、今後も患者数が増える可能性が高い。

