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「最大の失策」「日本のファンに伝えたいのは…」久保建英の負傷にソシエダ番記者が悲嘆 新指揮官の“酷使”に苦言「1か月も経たないうちにタケをオーバーヒートさせた」【現地発】

「最大の失策」「日本のファンに伝えたいのは…」久保建英の負傷にソシエダ番記者が悲嘆 新指揮官の“酷使”に苦言「1か月も経たないうちにタケをオーバーヒートさせた」【現地発】


 ペッレグリーノ・マタラッツォには、確かに「何か」がある。彼は就任からわずか公式戦4試合で、レアル・ソシエダの顔つきを完全に変えてしまった。リーグ戦に限れば、3試合で勝点9のうち7を獲得。降格圏に片足を突っ込んでいたチームを、一気に9位まで押し上げたのだ。

 皮肉にも、シーズン中ずっとソシエダの危機を嘲笑っていた永遠のライバル、アスレティック・ビルバオと勝点で並ぶところまで来た(20節終了時点)。ようやく、降り続いていた雨が小止みになった。

 ソシエダがバルセロナに勝利(2-1)したことは、熱心なサポーターにとっては驚きではない。だが、GKレミロが超自然的なセーブを連発し、バルサのシュートが5度もポストやバーを叩いた末の結果であることを考えれば、それは今月20日に祝われたサン・セバスティアンの守護聖人がゴールマウスに立ってシュートの嵐を撥ね退けたのではないかと思えるほどだった。

 普通ではあり得ない事態だが、かつてはその逆の「奇跡」が起きたこともあった。もっとも、バルサ側のメディアはソシエダをカバーする我々よりも遥かに巨大な発信力を持っているため、報じられ方は違うだろうが。
 
 レミロが試合後に認めた通り、これは「自分たちを信じられるかどうか」の問題だ。マタラッツォはその点において最高の一人に見える。彼の言葉には全員を納得させる不思議な説得力があり、まるでグリム童話の『ハメリンの笛吹き』が奏でる旋律のように、選手たちの心を捉えて離さない。

 これまで多くの者が、アメリカ人新監督は『とてつもない強運の持ち主』に過ぎないと冷ややかな目を向けてきた。確かにヘタフェ戦やオサスナ戦では土壇場のゴールで勝利を収めた。だが、その勝利はチームがそれに見合う努力を重ねた末の正当な対価であった。バルサ戦に至っては、もはや「運があった」どころではない。彼は自らの庭園に水を撒き続け、耐え抜き、計り知れない価値を持つ勝点3を掴み取ったのだ。

しかし、マタラッツォのすべてが黄金のように輝いているわけではない。この短い期間における最大の失策は、タケ・クボ(久保建英)をケアせず、その結果、壊れてしまったことだ。これによりタケは約2か月の離脱を余儀なくされるだろう。クラブの診断書には「左足ハムストリングの筋肉系の負傷」とだけ記され、詳細は伏せられている。

 筋肉系の怪我に不慣れなタケが、負傷の瞬間にパニックに陥り、あのような絶望的な反応を見せたのだと考えれば、実際の診断結果が予想より軽く済む可能性もゼロではないだろう。ただ試合直後のクラブ内には悲観的な空気が漂っており、現在は「深刻な負傷」として6~8週間の離脱と囁かれている。
 
 マタラッツォの考えは初日から明確だった。彼の「トリデンテ(3本の矢)」は、前半の不調のトンネルを抜けた先にいる本来のタケ、キャプテンにしてワールドクラスのFWであるオジャルサバル、そして決定力に長けスペースを切り裂くゲデスの3人だ。しかし、問題を解決した「次の一歩」は、ようやく導き出したその「正解」を失わないように保護することであるはずだ。

 それにもかかわらず、先週火曜日、コパ・デル・レイでのオサスナとの過酷でストレスフルな120分間の死闘を戦い抜き、PK戦では蹴る力も残っていないほど消耗しきっていたタケに、中4日の試合で「ウイングバック」のように右サイドの全責任を負わせる起用法が正常だとは到底思えない。

 タケは時にサイドバックのように振る舞い、バルサのバルデが放つ火を消し止めるために「消火ホース」を手に全力走を繰り返さざるを得なかった。攻撃を本分とする彼が、守備のために無限のエネルギーを浪費し、いざボールが来た時には既に疲れ果てているという、不毛な状況に陥っていたのだ。

 だからこそ、試合後の会見でマタラッツォが素知らぬ顔をして「不運なことだ。タケは守備面でも献身的で、攻守両面で不可欠な存在なのだが...」と語る姿には、違和感を覚えざるを得ない。相手のタックルから守ることと、監督自ら酷使して壊すことは別問題だ。サン・セバスティアン到着以来、一度も筋肉系のトラブルがなかったタケを、1か月も経たないうちにオーバーヒートさせてしまったのだ。
 
 日本のファンに伝えたいのは、あの熱狂に包まれたスタジアムが、その瞬間「水を打ったような静寂」に包まれたことだ。66分、左サイドでボールを持ったオジャルサバルに対し、タケは前方のスペースへ蹴り出すよう手で合図を送った。自らスイッチを入れ、そのロングパスを追って全力で走り出した、まさにその時だ。

 タケは突如として左太ももを押さえ減速した。ピッチに仰向けに倒れ込んだまま動けなくなった姿は、さながら負傷した兵士のようだった。ロッカールームでの最初の検査で、最悪の予感は確信に変わった。

 負傷する前、彼は先制ゴールの起点になっていた。32分、ゲデスからのロングパスを巧みに引き出すと、阿吽の呼吸でリターンパスを供給。ゲデスのクロスを、『我らがエース』オジャルサバルが、いつものように冷静に流し込んだ。

 それ以前の24分にも、タケはゲデスへ極上のロングパスを通している。ゲデスは決定機を迎えたが、フィニッシュに持ち込む瞬間に不運なスリップ。すぐに立ち上がりシュートを放ったものの精度を欠き、ゴール正面に飛んだボールはGKジョアン・ガルシアの手に収まった。

 タケの退場シーンは、不朽の名作『グラディエーター』の結末で、非業の死を遂げた英雄マキシマスをローマ市民が見送るあの場面を彷彿とさせた。

「彼を運び出せ。ローマの戦士に名誉を」

 力尽き、ピッチを去るヒーローに敬意を。タケ、2か月後に会おう。その間、私たちは君が恋しくてたまらなくなるだろう。幸い、日本のスター選手にとってワールドカップへの道が危険に晒されたわけではない。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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