ファクトリーツアー2026は、積み重ねてきた思想の延長線にある

ファクトリーツアー2026は、単発のイベントとして企画されたものではありません。
中田工芸が長年大切にしてきたものづくりの姿勢や、ハンガーという存在に向き合ってきた時間の、これまで積み重ねてきた考え方を形にした取り組みです。
当日、参加者がまず足を踏み入れるのは、普段は公開されていない木製ハンガーの製造工場です。
そこでは、原材料となる木材がどのように加工され、一本のハンガーへと姿を変えていくのか、その工程を間近で見学することができます。

現場に立つのは、「マイスター」と呼ばれる熟練の職人たち。
機械では代替できない感覚や判断が求められる工程を、長年の経験に裏打ちされた手仕事で支えています。
作業の一つひとつに意味があり、その積み重ねが最終的な使い心地や美しさにつながっていることが伝わってきます。

ツアーの中盤では、短編映画『The SHOKUNIN』が上映されます。
この作品は、成型加工を担う実際の職人の日常を描いたもので、ハンガーづくりそのものだけでなく、
兵庫県豊岡市の風景や、そこで営まれている暮らしにも目を向けた内容となっています。
ものづくりは、工場の中だけで完結するものではありません。
地域の環境や人の暮らしと結びついて初めて、その背景や価値が浮かび上がってきます。
映画という表現を通して、それを伝えようとする点も、このツアーならではの特徴です。

そしてツアーの最後には、ハンガーの仕上げ体験が用意されています。
参加者自身が金具(フック)を取り付け、一本のハンガーを完成させる工程に関わります。
完成したハンガーには、この日限定のロゴが刻印され、特別な一本として持ち帰ることができます。
見る、知る、そして手を動かす。
ファクトリーツアー2026は、中田工芸が長年積み重ねてきたものづくりを、体験として共有するための場だと言えるでしょう。
ファクトリーツアー2026 開催概要と申込方法
ファクトリーツアー2026は、誰でも参加できる大規模なイベントではありません。
あえて定員を設け、少人数で行われる点も、この取り組みの特徴です。
開催日は、2026年2月14日(土)。
会場は、兵庫県豊岡市にある中田工芸株式会社の本社工場で行われます。
JR江原駅から徒歩1分という立地で、但馬空港からも車で15分ほどの場所です。
ツアーは14時からスタートし、終了は16時30分頃を予定しています。
参加費は無料ですが、定員は15名までと限られており、応募者多数の場合は抽選となります。
少人数制だからこそ、職人やスタッフに直接質問ができたり、工場の空気感を落ち着いて味わえる時間が用意されています。
ものづくりの背景をじっくりと知りたい人にとっては、貴重な機会と言えるでしょう。
当日は、木粉が付く可能性もあるため、暖かく、多少汚れても問題のない服装での参加が案内されています。
また、同業者の参加については、状況によりお断りする場合があるとされています。
イベントの内容や背景を理解したうえで参加することで、当日の体験はより深いものになるはずです。
参加を希望する場合は、ファクトリーツアー2026特設ページ内の申込フォームから事前申し込みが必要です。
特設ページ:https://www.nakatahanger.com/features/the-hanger-days/factorytour/
