
「ROBOT魂 〈SIDE MS〉 MS-06RP プロトタイプ高機動型ザクII ver. A.N.I.M.E.」(BANNDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
【画像】こちらRP型ザクIIのデティールとS型やR-2型との比較画像です!(10枚)
名だたるエース機の開発に先鞭をつけた男の話
バンダイナムコグループの公式通販サイト「プレミアムバンダイ」は、2026年1月23日(金)16時より、「ROBOT魂 〈SIDE MS〉 MS-06RP プロトタイプ高機動型ザクII ver. A.N.I.M.E.」の予約受け付けを開始します。
そもそも「高機動型ザクII」は、模型企画「MSV(モビルスーツバリエーション)」にて設定されたもので、アニメ『機動戦士ガンダム』本編には登場していません。しかしながら、かつてのガンプラブーム当時からその存在は広く知られ、特にアニメ本編にも登場した「黒い三連星」の3人が、MS-09「ドム」の前に乗機としていた専用仕様のMS-06R-1A型は、MSVを代表する機体といえるでしょう。
このほか、「真紅の稲妻」こと「ジョニー・ライデン」が乗機とした真紅のR-2型、「白狼」こと「シン・マツナガ」のR-1A型が広く知られるでしょうか。パラレル扱いではありますが、映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に、シャア専用のR-1A型が登場していたのも記憶に新しいところです。
それらエース機の先駆けとなったのが、冒頭に挙げた「プロトタイプ(RP型)」です。主力を担うF型のザクIIをベースに、2機のプロトタイプが作られました。
そのテストパイロットを、「MSV」の「ジオン公国軍 軍人名鑑」に名を連ねる「エリオット・レム」が務めます。今回の記事執筆にあたっての調査の範囲では、彼が実戦を経験したという記録は見つからず、よってスコア(撃墜数)はゼロと見られます。にもかかわらず、名だたるエース(撃墜王)たちと並び称されているのには、もちろん理由があります。
エリオットはサイド1生まれで、地球連邦総合大学大学院を卒業するとサイド3にうつり、ジオニック社に入社しました。宇宙工学、核物理学などの学位と小型宇宙機のライセンスをもち、ジオニック社では当初、工作機器の設計を担当したといいます。
やがてモビルスーツ開発プロジェクトに参画し、MS-05「ザクI」、MS-06「ザクII」の開発では、同社から出向して佐官待遇の軍属となります。テストパイロットもこなせる開発スタッフとしてプロジェクトに尽力し、さらにモビルスーツの戦術マニュアル作成にも携わりました。
プロトタイプ高機動型ザクIIは、そのエリオット・レムが月面のグラナダ基地においてテストした機体です。好成績を残し、本格的な開発への道が開かれたのでした。
エリオットはR-2型のテストにも参加し、軍属としては中佐待遇となり、のちジオニック社に戻ります。終戦はサイド3で迎え、戦後は地球に降り、連邦軍技術本部つき士官になりました。以上の経歴や動向は、おもに講談社「機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション 2 ジオン軍MS・MA編」によるものです。
さて、そのエリオットが深く関わったRP型の完成品フィギュア「ROBOT魂 〈SIDE MS〉 MS-06RP プロトタイプ高機動型ザクII ver. A.N.I.M.E.」は、開発機らしいオレンジの塗色での発売です。モノアイや各部関節、動力パイプなどの可動でさまざまなポージングを可能とし、「ザク・マシンガン」や「ヒート・ホーク」などの武器もひととおり付属、さらにバーニアエフェクトパーツも「高機動型」らしく10個、付属しています。
価格は8800円(税込)、2026年7月発送予定とのことです。
