体力のなさで劣等感を抱いてほしくない。自分の身体と相談しながら、できることを続けていく
──今後、虚弱体質と向き合いながら、どんなふうにはたらいていこうと考えていますか?
今後も依頼がある以上は、文筆業は続けていくつもりです。文章以外で今考えているのは虚弱をテーマにした動画をつくること。これまで健康を目指して、さまざまな努力をしてきましたし、失敗もしてきました。その様子や虚弱体質の日常をまとめた「虚弱Vlog」などができたらいいなと。
健康は、ほぼすべての人にとって当事者意識のある問題だと思うんです。健康に関係がない人はいないし、年を取れば大体みんな不健康になっていく。長く需要があるテーマだということにも気付きました。

──最後に、スタジオパーソルの読者である「はたらく」モヤモヤを抱える若者へ、「はたらく」をもっと自分らしく、楽しくするために、何かアドバイスをいただけますか?
私のように、はたらく上で体力のなさや虚弱に悩んでいても、劣等感を抱いてほしくないと思っています。人と同じようにはたらけなくても、それは自分が劣っているわけじゃない。社会の仕組みが合わないだけ。
その仕組みはすぐには変わりませんが、だからといって社会が求める体力やパフォーマンスの要求水準に、努力して合わせなければならないのは理不尽だと感じるんです。
私自身、健康になるためにできる限りの努力をしてきましたが、それを全員がやるべきだとは思いませんし、本来努力をするかしないかは個人の自由のはず。
今回の書籍を書く上でも気をつけたのが、体力の有無がそのまま優劣につながるような書き方をしないということです。虚弱でも自己否定しないでほしいと思いながら書きました。
たとえうまくできないことがあったとしても、固定観念にとらわれず、自分の体と相談しながら、できることを続けていく。それでいいんじゃないかと思います。
(「スタジオパーソル」編集部/文:目次ほたる 編集:いしかわゆき、おのまり 写真:目次ほたる)

