
家族にとって大切なテーマほど、打ち明けるには勇気が必要なものです。
なかには、孫と母方の祖父母との間で交わされた、忘れられない出来事もあるようで……。
今回MOREDOORでは、家族の微笑ましいエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
Rさんの場合
母方の祖父母と、19歳の孫は普段から行き来が多く、自然と一緒に過ごす時間が長い関係でした。
その孫は、自分の性のあり方について長く悩み、家族にどう伝えるべきかを迷っていました。
理解してもらえなかったらどうしよう、距離を置かれてしまったらどうしよう。
そんな不安を抱えながらも、心の中ではいつか話したいと思っていたそうです。
祖父母と一緒に過ごしていた時……
ある日、いつものように祖父母の家に遊びに行ったとき、祖父がテレビCMを見ながら何気なく結婚の話題を出しました。
その瞬間、孫は「今、話すべきかもしれない」と思いながらも、言葉を飲み込んでしまいます。
勇気は出ないけれど、黙っているのも苦しい。そんな空気の中で、祖母が静かに口を開きました。
「あなたが男の子でも女の子でも関係ないよ。どちらであっても、じいじとばあばにとっては大切で可愛い孫に変わりない。あなたが行きたい道、あなたが正しいと思う道を信じて進みなさい」