腹が減った。そこの松屋にしよう。入ってみたら、券売機に見慣れぬメニューがある。「ピリ辛ニラたま飯」だ。店舗限定らしい。
食べてみたところ、これは担々麺を食べた時に、恐らく多くの人が1度は考えたことのあるヤツ。このスープを飯にぶっかけたら、きっと美味いだろうなぁって。
・830円
公式HPによると、これは99店舗限定のメニューのもよう。四国を除くほぼ全域に対象店舗が存在する。
価格は830円。店舗限定メニュー恒例の、ライスの量に左右されない一律の価格設定だ。
待つことしばし。出てきたのがこちら。ライスは並を選択した。こう言っては何だが、トッピングや具材に、「ハンバーグ」とか「サーモン」のような、それ単体で特別目をひくような要素は薄いように思う。
しかし目玉焼きが2個乗ってるのはボリューミーで嬉しい。
こいつの主力は、間違いなくこの正体不明のソースだろう。ビジュアルからラー油とニラが入っているのは間違いない。浮遊している細かい粒状のものはひき肉だ。
さて、松屋はカレーにしても他の何にしても、辛さに対し容赦がない。松屋が辛いと言ったら、それは本当に辛い。時には辛いと言って無くても辛い時がある。
その松屋がピリ辛というのでいささか覚悟して食べたが、これは意外! だいぶマイルドな辛さだ! 確かに「ピリ辛」と言っていい範疇の辛さではあるが、このピリ辛は、例えばミスドで出てくる「ピリ辛」より少し強い程度のピリ辛。松屋基準だと、だいぶ弱めな調整だと感じた。
この辛さは、目玉焼きの黄身を混ぜることで、より緩和される。その場合の辛さは、ほとんど万人向けと言って差し支えない水準に抑えられている。
その他の味わいについては、ひき肉の旨味と肉肉しさが、思っていた以上に前に出てきて嬉しい! ちゃんと食べごたえがあり、腹にもたまりそう。
それにしてもこの味わい。どこかで食べたことがある。何度も。そうだ、これは担々麺のスープだ!
厳密には担々麺のスープではなく、米との親和性が高められているように思う。しかし辛さの傾向や、その向こうにあるまろやかさとか、全体的な方向性は担々麺と同類だと思う。
確かに担々麺を食べた時に、このスープをライスにぶっかけて、ねこまんま的な感じで食べたら美味いだろうなぁとは、何度もおぼろげに思っていた。きっと日本人なら多くがそうに違いない。
松屋の店舗限定メニュー「ピリ辛ニラたま飯」は、それを実現したようなものだ! 味わいは間違いなく、クセになるB級カラウマ飯に仕上がっている。
目立つキャッチーな武器は持っていないかもしれないが、この美味さは本質に刺さるタイプのもの。もし全国展開される日が来たら、きっと静かにファンを獲得することだろう。
