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「明らかに素晴らしい才能の持ち主」「同じ目標を共有している」新生サンズを牽引するブッカー&グリーンが互いの信頼を語る<DUNKSHOOT>

「明らかに素晴らしい才能の持ち主」「同じ目標を共有している」新生サンズを牽引するブッカー&グリーンが互いの信頼を語る<DUNKSHOOT>

NBAの新シーズン開幕まで約3週間という時期を迎え、各球団とも新たなチーム作りに邁進中だ。そんななか、解体を経て再構築という作業に取り組んでいるのがフェニックス・サンズだ。

 過去2シーズンはフランチャイズプレーヤーのデビン・ブッカーに、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビールを加えた“ビッグ3”で勝負に出たが、初年度の2023-24シーズンはプレーオフ1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズに敗れて終了。そして昨シーズンは11位と、プレーインにも手が届かなかった。

 そこでチームはデュラントをヒューストン・ロケッツにトレード、ビールに至っては残りの契約を買い取る形でロサンゼルス・クリッパーズに送り出してビッグ3を解体。新たなスタートを切ることになったわけだが、よりリーダーシップが期待されるブッカーとともに重要な戦力として期待されるのが、ロケッツから加入したバックコート陣2人、ジェイレン・グリーンとディロン・ブルックスだ。
  ブッカーは、今季5年目と成長期にある23歳のグリーンについて、トレーニング後の手応えをメディアセッションで語っている。

「彼は明らかに素晴らしい才能の持ち主で、運動能力もずば抜けている。彼には、教えて身に付くものではない本能や、目には見えない資質が備わっている。だから互いのプレーを引き出し合う最適な方法を見つけることが重要な作業になる。お互いの良さを打ち消し合うようなことはしたくないからね。大事なのは、常にアグレッシブであることだ。彼には『自分らしくやれ』と言い続けている」

 一方のグリーンも、先輩シューティングガードに対して同じような印象を抱いている。

「自分たちは互いに補い合える関係だと思っているんだ。僕の運動能力とスピードを駆使して、彼に多くのオープンショットを供給できると思うし、彼も僕に同じことをしてくれると思う。何より、僕たちは同じ目標を共有している。勝つこと、そしてプレーオフに復帰することだ。同じ目標を追っている者同士なら、共闘するのは難しいことじゃない」 グリーンは、“悪童”という形容詞とともに語られることの多いブルックスとは引き続きチームメイトとして共闘することになるが、来年1月で30歳になるこのベテランスウィングマンについては、よく知る立場から次のように描写している。

「彼はすごく良い奴なんだ。仲間を大切にして、自分の仕事にも真剣に取り組む。自ら悪役を引き受けて、毎晩コートで相手のベストプレーヤーと対峙する役割を真摯に担っている。

 そんな彼から学べることは多い。特に、状況を分析して、次に何が起こるかを予測するといった点についてはよく助けてもらっている。彼とこれまで一緒にやってきたなかで、試合への取り組み方とか、たくさんの良い習慣を学ばせてもらったよ」
  若手が主体だったロケッツで発揮されていたブルックスのそうしたメンターシップは、サンズに来てからも継続され、チームの助けになるとグリーンは確信している。

 今年のドラフトで10位指名を受けた後、トレードでロケッツから入団した南スーダン出身の19歳のカマン・マルアチや、ユーロリーグ優勝&ファイナル4MVPという勲章を引っさげてNBA復帰を果たすナイジェル・ヘイズ・デイビスなど、多くの新メンバーが加わったサンズ。そこでチームはノースアリゾナへのプチ旅行を敢行し、親睦を深めた。

 レジェンドOBのスティーブ・ナッシュもアドバイザーとして参画した今季のサンズは、これまでとは違う期待感にあふれている。

文●小川由紀子

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配信元: THE DIGEST

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