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「つらいことだ」五輪への道を閉ざされ続けるNHLロシア人選手の無念さを米メディアが報道 政治に翻弄され「何も言えない、どうしようもない」

「つらいことだ」五輪への道を閉ざされ続けるNHLロシア人選手の無念さを米メディアが報道 政治に翻弄され「何も言えない、どうしようもない」

2022年のウクライナ侵攻が「憲章」に違反するものだとして、IOC(国際オリンピック委員会)はロシアに対して資格停止処分を科し、現在に至るまでこの制裁は継続されている。

 2018年平昌大会(冬季)で組織ぐるみのドーピングによって「ロシア選手団」としての出場を禁じられて以降、2020年東京大会(夏季)、2022年北京大会(冬季)と、「OAR(ロシアからの五輪選手)」「ROC(ロシア五輪委員会の代表)」としての出場を認められた同国の選手たちだったが、2024年パリ大会(夏季)以降、今度は「AIN(個人中立選手)としてこのスポーツの祭典への参加することを強いられている。

アイスホッケーも同様で、国際アイスホッケー連盟(IIHF)は2025年2月、「参加者の安全を保証する条件が満たされてない」ということで、ロシアとベラルーシの出場禁止を継続することを発表。結果、ソ連時代には7つの金メダルを獲得し、ロシアとしても銀、銅メダルが1回ずつ。そしてOARで参加の平昌大会では金メダル、続く北京大会でもROCとして銀メダルと、好成績を挙げている強豪国がイタリアの地に立つことはなくなった。

 まさに、政治がスポーツに介入(その逆とも言えるかもしれないが)する形で、トップアスリートが世界最高の舞台に立つ権利を失ったことについて、スポーツ専門チャンネル『ESPN』が注目。アイスホッケーの世界最高峰リーグである「NHL」で13シーズンを戦ってきたボストン・ブルーインズのニキータ・ザドロフのコメントを紹介し、ロシアのアスリートの複雑な心情を伝えている。

 30歳の「トップ4ディフェンスマン」は、まだ五輪で母国代表としてプレーした経験がなく、それが今後実現するのかを不安視しているという。彼は「直近の五輪3大会を逃してきた。今年こそはと思っていたが……。つらいことだ」と語るが、一方で「しかし、別の側面から見れば、関係者の立場も理解できる。戦争は続いており、制裁も行なわれている」との見解も示す。

 
 ちなみにザドロフは、ウクライナ戦争に反対する立場を明確にしており、母国の大統領であるウラジーミル・プーチン氏とその政策を批判してきたことでも知られており、彼が大統領でいる限りはロシアに戻らないだろうと明言。「僕の政治的見解と、現在の政治状況を考えれば、そもそもこの国の代表チームに入れていたかどうか分からない」とも付け加えている。

一方、コロンバス・ブルージャケッツのウイング、キリル・マルチェンコの「今は厳しい状況にある。周囲は五輪で盛り上がっているが、我々だけはそれに加わることはできていない。もちろん、五輪には出たかった。ロシアなら素晴らしいチームになったはずだ。ロースター(チームの陣容は)は本当に素晴らしいものになったに違いない」と、こちらは無念さを隠していない。

 そしてサンノゼ・シャークスのディフェンス、ドミトリー・オルロフは、政治とスポーツが絡んだ問題に対し、「何も言えない。どうしようもない。そういうものなんだ。我々の決定ではない。だから、そういうものとして受け止めて生きていくだけだ。僕はまだNHLでプレーできており、それは幸運で、重要なことだ。自分の仕事が好きだし、あまり考えすぎないようにするだけだ。次の五輪では、プレーできるチャンスがあることを願う」と、冷静な姿勢を示した。

 政治の介入が、選手だけでなく、見る者に大いなる「喪失感」を与えてきた前例は、過去にも多々あるが、ますます複雑化する世界情勢において、さらなる「犠牲者」が増加しないことを、切に願いたいものである。

構成●THE DIGEST編集部
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配信元: THE DIGEST

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