
画像は『ハイスクール!奇面組』メインビジュアル (C)新沢基栄/集英社・奇面組
【画像】切出翔←「え、読み方むっず」 こちらは現役アイドルが演じる『奇面組』キャラです(4枚)
まるで最終回のような第1話で「掴み」はばっちり?
新作アニメにとって、初回放送は作品の世界観や方向性を示す、いわば「名刺代わり」のような回です。ところが今期は、そうした前提を裏切るように、初回からいきなり「最終回級」の山場で視聴者を魅了する作品がいくつも登場しました。
※この記事では、『ハイスクール!奇面組』『正反対の君と僕』『闇芝居』の内容に言及しています。ネタバレにご注意ください。
85年版以上に「カオス」だった『奇面組』の初回
アニメ『ハイスクール!奇面組』(作:新沢基栄)は、1985年にTVアニメ化され、一大ブームを巻き起こした人気ギャグマンガのリメイク作品です。令和版の第1話は、昭和全開の原作ノリをどう再構成するのかが注目されていましたが、その期待を良い意味で裏切る意外性を打ち出してきました。
物語は、ヒロイン「河川唯(CV:白石晴香)」が、「一応中学(いちおうちゅうがく)」の3年5組に転校してくるところから始まります。隣の席になった「宇留千絵(CV:長谷川育美)」や、「一堂零(CV:関智一)」率いる変人集団「奇面組」と出会い、次々とドタバタに巻き込まれていく様子が描かれました。
ところが物語後半、「卒業式彗星」が地球へ接近しているというニュースが流れ、彗星衝突を示すカットが登場します。その直後、場面は桜の蕾(つぼみ)の下を歩く唯の姿へと切り替わり、「もう卒業か」というひと言とともに、物語は中学の卒業式へと突入するのです。
初回にして中学編がひと区切りを迎える予想外の展開に、SNSでは「卒業式彗星って何だよ(笑)」「初回から最終回かな?」「旧作もここまでカオスじゃなかったような……」といったコメントが続出しました。
第1話でヒロインの想いが成就した『正反対の君と僕』
アニメ『正反対の君と僕』は、阿賀沢紅茶先生の同名マンガを原作とする青春ラブコメです。陽気で社交的なギャル「鈴木(CV:鈴代紗弓)」と、まじめで寡黙な男子「谷くん(CV:坂田将吾)」が、正反対の性格ながらお互いを尊重し、理解を深めてゆく姿が描かれます。
この手の青春ストーリーでは、物語の進行とともにふたりの距離が徐々に縮まり、最終回で結ばれるという展開が定番です。昨年放送された『太陽よりも眩しい星』『薫る花は凛と咲く』『ブスに花束を。』なども、物語の中心にいた男女が最終回で結ばれるハッピーエンドを迎えました。それだけに、鈴木と谷くんの恋模様を軸に描かれる本作も、同様の流れになるに違いないと想像していた人は多いのではないでしょうか?
しかし実際の第1話では、物語後半で友人たちの後押しを受けた鈴木が谷くんに想いを伝え、まさかの初回で交際が成立します。ネット上では「友達以上恋人未満の物語かと思いきや、第1話で思いっきりガチ告白!」「間違って最終回見たのかと思ったよ」「まるで最終回のような盛り上がり!」などと驚きが広がりました。
初回から「最終回」だった作品も
2026年冬アニメのなかには、初回から文字通り「最終回」を放送した作品もあります。それが、今作で第16期を迎える人気ショートホラーアニメ『闇芝居』です。
1月11日深夜に放送された第1話のタイトルは、ずばり「最終回」でした。40年前に放送された子供番組の最終回にまつわる都市伝説を調べているうち、恐ろしい事態に巻き込まれていく男の姿が描かれます。長寿シリーズでありながら、初回から「終わり」を突きつける大胆な構成は、本作ならではの遊び心と不気味さを強く印象づける内容となっていました。
果たして初回から強い印象を残したこれらの作品は、ここからどのように物語を広げていくのでしょうか。今後の展開が注目されます。
