
2015年にアフリカ・マラウイ共和国の小学校に派遣された元海外協力隊員の女性も出演し、音楽や図工、体育などの教育水準向上を目的に派遣されたものの、現地では「実際はそんなに必要じゃないんじゃないか」と感じる場面も多く、理想と現実のギャップに悩んだ経験を語った。

一方、相方の兼近大樹は、日本社会の現状について自身の考えとして、「もう日本が先進国じゃないんじゃないですか?」と発言。「日本国内の見えない階層というか、見えない格差みたいなものを感じることが多い」とし、「自分のことを“下”だって思っている人はそれより下が見えていない」と指摘。「そうなった時に海外に目を向けることないですよね。それぞれ自分が一番辛いと思っているんで」と分析し、「日本が今、自分のことだけ考えるしかない国。格差が広がりすぎなのかな」と私見を述べた。
また、元海外協力隊員の女性は「興味がある人にはオススメできる」とした上で、その国のために頑張るという思いが強すぎると、「そもそも協力はいらないのでは?」という壁にぶつかることもあると説明。この話を受け、兼近は「高齢者だったり障害をお持ちの方とか、トーヨコキッズだったりとか、そういうところにボランティアで行ったりするんですけど、現地の人からしたら腹立っている人もいる」と自身のボランティア経験を回顧。「必要なのはそれを要請した人だけで、実際に現地に行ったら“居場所がない”と感じる時がある」と振り返った。その上で「要請する側と実際にボランティアで役に立ちたいと思っている人との乖離みたいなのはちょっとありますよね」と問題点を挙げた。
議論の最後に兼近は、海外協力隊について「ボランティアというより楽しくスキルアップができる、すごくいいもの」「普段いけないところにも行けちゃうっていう意味では、ボランティアを超えた何かではあるはず」とコメント。「自分のためにできる、本当に素晴らしいものだなと思う」と締めくくった。
