
自身のコンディションは問題なし! キャプテン市原吏音が語る日中決戦のポイント。ロス五輪世代初のタイトル奪取に必要なのは…【現地発】
アジア制覇まであと1勝。大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、ロス五輪世代初のタイトルを勝ち取るべく、1月24日にサウジアラビアで開催されているU-23アジアカップの決勝に臨む。
ファイナルの相手は中国。今大会ここまで無失点で勝ち上がってきており、守備に比重を置いた5バックはタフで粘り強い。スペインでプレーした経験を持つGKリー・ハオを中心としたディフェンス陣は強固だ。日本としては焦れずに攻撃を仕掛け続け、早い段階でゴールを奪いたいところ。スコアレスの時間を長く作られれば、相手の術中にハマる可能性が高くなるだけに、攻撃陣の奮起に期待したい。
2024年のカタール大会に続く優勝に王手をかけるなか、日本は23日の午後に前日練習を実施。暴風が吹き荒れた影響で砂埃が舞うだけではなく、視界不良になるほどの悪条件の中でトレーニングを行った。冒頭15分の公開となったなかで23人の選手は溌剌とした動きを見せた。最終決戦に向け、順調に調整を進めている様子が見て取れる。
日本は連覇を成し遂げられるのか。注目が集まるなかで、キャプテンでCB市原吏音(大宮)は「身長が高い。本当にでかいし、なんかパワフルなイメージがある。やっぱり守備が固い」と相手の特徴を踏まえた上で、試合のポイントを明かした。
「相手のペースに合わせないことが一番大事。やっぱりたくさん走らせたい。結構、相手も疲労はきていると思うので」
相手の術中にハメられないためにも、市原はあくまでも自分たちにフォーカスして戦うことを強調。そして、気持ちの勝負になるとも話す。
「決勝なので戦術がどうこうというよりも、まずは気持ちが一番大事。優勝したいという強い気持ちを持っている方にボールは絶対に転がってくると思うので。まずは全員が強い気持ちを持って試合に臨みたい」
技術も戦術も必要不可欠。だが、大前提として勝負に対する“熱さ”があってこその話でもある。
「(チームメイトには)気持ち、気持ちという話はしている。やっぱり代表選手はみんな上手い。それだけ上手い選手が戦う気持ちを持って、泥臭くやるようになったら、どこにも負けない」とは市原の言葉。上手くて泥臭く戦えれば、怖いものはない。
メンタル面の重要性を強調した一方で、気になるのは自身のコンディション。韓国との準決勝(1-0)では負傷して後半途中に下がっただけに心配されたが、問題はない。「状態的にもやれる。あとは気持ち」と話し、決勝に向けてモチベーションを高めている。
市原はクラブでも代表でもタイトルを勝ち取った経験はない。そこも欲を高めている要因のひとつだ。
「代表でトロフィーを掲げるのは小さな大会ではあるけど、こういう国際大会の公式戦は初めて。なので、なんとしても優勝したい」(市原)
まだ見ぬ景色を見られるかーー。日本を力強く牽引するリーダーは優勝だけを見据え、仲間とともに最高の瞬間を迎えてみせる。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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