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「『どうなんだ』と感じる方もいるかもしれません」レギュラー奪取へ再起を期す23歳、東京V加入を“正解”と認めさせる1年に「悔しさを全部出す」

「『どうなんだ』と感じる方もいるかもしれません」レギュラー奪取へ再起を期す23歳、東京V加入を“正解”と認めさせる1年に「悔しさを全部出す」


 昨季のJ1リーグで17位。残留という最低限の目標を果たした東京ヴェルディ。しかし、オフシーズンには主力の1人である谷口栄斗が川崎フロンターレに移籍し、2月に開幕する百年構想リーグでは彼の穴を埋める選手の台頭が急務となる。

 このチャンスを逃すまいとDF陣がしのぎを削るなか、レギュラーの一角として名乗りを上げるのが鈴木海音だ。2024年にはパリ五輪を戦うU-23日本代表のメンバーに選出された23歳は、その翌年にジュビロ磐田から加入。しかしながら、ヴェルディ初年度の昨季はリーグ戦7試合の出場に留まった。

「去年はリーグ戦でスタメンとして出る試合が1試合のみでしたし、ピッチにあまり長い時間立てませんでした。チームとしても残留はできましたが、もっと上の順位目ざして戦いたいですし、優勝を狙うには個人としてもチームとしても足りないところだらけだと思うので、もっと成長する必要があると思っています」

 再起をかけて迎えた今季の宮崎・都城キャンプでは、3バックの主力を掴むべく存在感を際立たせる。1月19日のチームトレーニングでは実戦練習で鋭い縦パスを通すなど自らの強みであるビルドアップ能力を発揮すると、20日のアビスパ福岡との練習試合でも1本目から右CBで奮闘した。

 今季のチームトレーニングでは、昨季まで主に3バックの右を務めていた宮原和也が左に移行してプレー。その影響もありながら、いいコンディションを保つ鈴木が右でアピールを続けている。主力放出はチームにとってのピンチだが、出場機会に飢える選手たちからすれば、またとない好機だ。
 
 東京Vへの加入に関しては「完全移籍して1年目で試合に出られていないので、傍から見たらこの移籍は『どうなんだ』と感じる方もいるかもしれません」と話した鈴木。それでも、全体練習後に試合出たメンバー以外で強化を行なう“エクストラ”で自身の課題を見つめ直す日々を繰り返し、脚光を浴びずとも鍛錬を重ねて得た確かな手応えがあるという。ヴェルディに来たことが正解だと認めさせたい気持ちは強い。

「自分の中では(ヴェルディに)移籍してすごく良かったと思っています。昨年はとても成長できた1年間だったと個人的には思っているので、今年こそは(試合に出られなかった)悔しさを全部出すような1年にしたいです」

 谷口がいた昨季のチームは、リーグ2位となるクリーンシート数「17」を記録するなど堅固な守備陣を築いた。1人がいなくなったからといって易々と失点を増やすわけにはいかない。

「谷口選手がいなくなって自分が出てから失点が増えたら、見ている人たちもそのように(自分の影響だと)思うだろうし、絶対にそうはしたくないですね」

 加入2年目で確固たる地位を築き上げ、誰が抜けても変わらぬ堅守を構築する。そして、「ヴェルディに移籍して良かった」と周囲からも思ってもらえるように。成長著しい若きDFは2026年に飛躍を遂げる。

取材・文●藤井圭

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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