
朝ドラ『ばけばけ』主人公のトキを演じる女優の高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真。
【画像】え、「めっちゃ好きだったんだ」 コチラが小泉八雲が「世界一カワイイ女性」といった妻・小泉セツの姿です
もうクランクアップ間近
2026年1月23日(金)のNHK『あさイチ』の「プレミアムトーク」に、連続テレビ小説『ばけばけ』の脚本家・ふじきみつ彦さんが出演しました。ふじきさんの創作風景や「松野司之介」役の盟友・岡部たかしさんとのエピソードなど、さまざまな興味深い話題が出るなか、視聴者が特に注目したのは、主演の「松野トキ」役の高石あかりさんからふじきさんに贈られた手紙の内容です。
※この記事では『ばけばけ』のネタバレにつながる情報に触れています。
放送内では、ふじきさんが『ばけばけ』の脚本をすべて書き終えていることや、高石さんもクランクアップ間近であることが語られました。そして、高石さんは藤木さんへの手紙のなかで、「最終週、拝読しました。涙が止まりませんでした」と綴っています。
『あさイチ』を見ていた視聴者からは、SNSで「最終週どんな終わり方なんだろう。めっちゃ面白いから終わっちゃうの寂しいな」「涙が止まらない最終週。見たいけどまだ見たくない。終わってほしくない」「最終週、涙止まらんねやぁぁと想像してもう泣いた」といったコメントが相次ぎました。
『ばけばけ』は第16週時点で1891年の夏頃まで進んでおり、今後のペース配分や史実のどの部分まで描くのかは気になるところです。本作は全125話と発表されており、最終週は25週目に当たります。
トキと夫「レフカダ・ヘブン(演:トミーバストウ)」のモデルである、小泉セツ、八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻は18歳も年が離れており、1891年の夏から始まった結婚生活は13年しかありません。八雲は1904年9月26日の夜8時頃、東京都新宿区大久保の自宅で狭心症によって54歳でこの世を去っています。
ふたりの長男である小泉一雄は、著書『父「八雲」を憶う』のなかで、書斎で倒れている八雲を見たセツが彼の胸に取りすがり、「パパアーッ!パパアーッ!」と叫んでいたことを語っていました。八雲の机には書きかけの原稿があったそうで、死ぬ直前まで執筆をしていたようです。また、セツが4日後の葬儀でも、ずっと泣いていたという記録もあります。
セツは後年に口頭で語った追想録『思ひ出の記』のなかで、八雲が亡くなった26日の行動についても詳しく話していました。また、夫の死については「少しも苦痛のないように、口のほとりに少し笑を含んで居りました。天命ならば致し方もありませんが、少しく長く看病をしたりして、愈々(いよいよ)駄目とあきらめのつくまで、いてほしかったと思います。余りあっけのない死に方だと今に思われます」と、悲しみの気持ちを語っています。
そしてセツが亡くなったのは、それから28年が経った1932年2月18日(享年64歳)のことでした。死因は脳溢血だったそうです。
夫婦生活よりも、夫・八雲に先立たれて残された時間の方が2倍ほど長いとなると、『ばけばけ』でもヘブンの死後の物語がある程度時間を使って描かれる可能性は高いでしょう。
ヘブンは最終週まで無事なのか、高石さんが最終週脚本のどの部分で泣いたのか、気になるところです。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『父「八雲」を憶う』(千歳出版)
