『DRAMATIC INFINITY 2025〜3時間スペシャル〜』(2025年9月28日)
第59代KO-D6人タッグ王座決定戦 ○武知海青&上野勇希&To-y vs 岡谷英樹&MJポー&イルシオン×
16人組ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEの武知海青が5戦目で自力初勝利。上野&To-yとのトリオでKO-D6人タッグ王座決定戦を制し、タイトル初戴冠を達成した。
佐々木大輔&岡谷&イルシオンがKO-D6人タッグ王座を保持していたが、佐々木が脇腹を骨折して欠場となったため返上。今大会で王座決定戦が行われることになり、武知が上野&To-yとのトリオで、岡谷&ポー&イルシオンと対戦した。
DAMNATION T.Aが奇襲を掛けたが、武知組はイルシオンに絶妙のサウナ連係を披露。武知はデビュー戦から因縁のある岡谷に竹刀で殴打されても、場外戦で岡谷を客席のイスに投げてやり返す。逆に客席に投げられると、竹刀でめった打ちにされ、鉄柱に固定された足をセコンドの佐々木にイス攻撃で痛めつけられた。
それでも武知は岡谷にエルボーを連打。岡谷が噛みつきで反撃しても、フランケンシュタイナー、ランニングエルボーで応戦する。エルボー合戦から岡谷がジャーマンで投げると、クレイモアをさく裂。コーナー上での攻防は武知が制し、雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばした。
ここでセコンドの佐々木がリングに乱入。武知の背中をイスで殴りつけた。チャンスと見たDAMNATION T.Aは武知にトレイン攻撃を見舞ったが、イルシオンのスワントーンボムは自爆に終わり、岡谷の竹刀攻撃もイルシオンに誤爆。すかさず武知がイルシオンにチョークスラムを決め、上野のJul.2によるアシストを受けると、武知がスワンダイブ式フォアアームを見舞ってイルシオンから3カウントを奪った。
上野&To-y&武知がKO-D6人タッグ新王者に。初のベルトを手にした武知は「チャンピオンになりました。今までで一番しんどい戦いだったなと。でも、ここでしか感じられないものがありますし、ここでしか得られないエナジー、幸福感、刺激、いろんなものを探して来てるんだと思うんです」と語り、「次の戦いは(DDT)UNIVERSALがあったり、次の次にはKO-D無差別級があったり、最後まで皆さんがワクワクするような刺激だらけの1日になると思いますので。最後まで一緒に盛り上がっていきましょう!」と観客に呼び掛けた。
バックステージで武知は「1回、LDHに持って帰ります。HIROさんに触ってもらって」と満面の笑み。チャンピオンとなり、これからは狙われる立場になるが、「いろんな選手と戦いたい」と前向きで、「今日は一番しんどい戦いだったけど、もっと自分を超えていきたいな」と誓うばかり。5戦目にして自力初勝利を挙げ、タイトル初戴冠を果たし、「もうガムシャラでした。フィニッシュを獲れて、ベルトも獲れて、メモリアルかつ初めてで。忘れられない思いになったって」と喜びを口にしていた。
武知の次戦は10・19後楽園大会。KO-D6人タッグ王者になったことで、初防衛戦が組まれる可能性もあり、カード発表に注目が集まる。

