『サタデーナイツ・メインイベント』が現地時間24日、カナダ・モントリオールで行われ、中邑真輔とAJスタイルズが最後の(?)一騎打ち。前日に急きょ決まった一戦はAJが熱戦の末に勝利した。
年内引退を表明しているAJは“負けたら引退"を条件に1・31サウジアラビア大会『ロイヤルランブル』でグンターとの再戦を控える。前日のスマックダウンで中邑が「ヤツとやる前に証明しろ。お前がまだフェノメナールだとな。明日のサタデーナイツ・メインイベント。俺とサシでやろう」と対戦を要求し、両者の一騎打ちが緊急決定。2016年1・4東京ドーム大会のIWGPインターコンチネンタル王座戦、2018年4・8レッスルマニアのWWE王座戦など、新日本とWWEで名勝負を紡いできたライバル対決が実現した。
実況のマイケル・コールが「最後にもう一度」と表現したように、AJが引退を控えるため、これが両者の最後の対戦となる可能性大。二人はこれまでの集大成と言える熱戦を繰り広げた。
じっくりとした先手争いで幕を開けると、中邑がAJのドロップキックをヒザ蹴りで撃墜。AJがBULLET CLUB時代をほうふつさせる拳銃ポーズを決めると、中邑は弾丸をキャッチした仕草から「カモーン!」と絶叫。ヒザ蹴りをぶち込むと、AJもドロップキックで応戦し、プランチャを放った。
リングに戻ると中邑がハイキック、コーナーに乗せての串刺しランニングニーの波状攻撃で逆襲。グラウンドでのヒザ蹴り連打からスリーパーで絞め上げる。コーナーに追い込んでヒザ蹴り連打、けいれん式踏みつけ攻撃と攻勢を続けたが、AJもラリアット連打、スライディングフォーアームで譲らず。後藤洋央紀ばりの牛殺しで追い討ちをかけた。
中邑も起死回生の浴びせ蹴りで反撃し、ジャンピングフロントハイキックを見舞っていく。さらにミドルキック連打、飛びヒザ蹴り、スライディングジャーマン、ダイビングニーの波状攻撃で一気呵成。キンシャサを狙って突っ込んだものの、AJは低空ドロップキックで迎撃。ドラゴンスクリューで吹き飛ばすとカーフクラッシャーで捕らえた。中邑がロープに逃れてもドラゴンスクリューを連発。再びカーフクラッシャーで絞め上げた。
AJが回転してリング中央に戻そうとすると、中邑は腕ひしぎ逆十字固めで切り返し、三角絞めで捕らえる。AJがスタイルズクラッシュで切り返しにかかっても阻止し、ハイキックをさく裂。低い姿勢からタックルで飛びつこうとしたが、AJはカウンターのヒザ蹴りでアゴを射抜いて迎撃した。
ここで二人は死力を振り絞ってのエルボー合戦で火花。中邑のバックエルボー、AJのペレキックを読み合うと、中邑が後頭部にキンシャサをぶち込んだ。すかさず正調・キンシャサを狙って「イヤァオ!」の叫びを上げたが、左足のダメージから走れず動きが止まってしまう。そこへAJが掟破りの逆キンシャサで突進。トーチャーラックボムで叩きつける。中邑がスライディングジャーマンを仕掛けても食い止め、エプロンからのランニングニーをぶち込んだ。
すかさずAJがフェノメナールフォーアームを狙ったが、キャッチした中邑がランドスライドで叩きつけた。棚橋弘至ばりのダルマ式ジャーマンは阻止されても、スリングブレイドをさく裂。AJもリバースパワースラムを食い止め、ペレキックで応戦する。エルボー合戦で意地を張り合うと、ローキックで蹴り合う。頭突きをぶち込んだ中邑は電光石火の飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで絡みついた。
AJが丸め込みで切り返しても、中邑はキリモミ式ジャンピングハイキックで追い討ち。キンシャサで突っ込む。キャッチしたAJがスタイルズクラッシュで切り返しにかかっても阻止。ショートレンジでキンシャサをぶち込む。続くキンシャサはAJが回避して中邑はコーナーに激突。すかさずAJがフェノメナールフォーアームを放つと、スタイルズクラッシュでダメ押しして3カウントを奪った。
試合後、AJが中邑に歩み寄り、拳を突き出すと中邑もグータッチで呼応。そして抱き合うと中邑はAJを称えてからリングを降りた。

