『MISSION IN BATTLE〜新春絢爛〜』後楽園ホール(2026年1月25日)
KO-D無差別級&DDT UNIVERSAL両選手権変則3WAYマッチ ○佐々木大輔vs上野勇希vsクリス・ブルックス×/○上野勇希vsクリス・ブルックスvs佐々木大輔×
上野が佐々木、クリスとの変則3WAYマッチでUNIVERSAL王座を失ったものの、KO-D無差別級王座は死守。3・22後楽園大会で同王座初挑戦となるKANONを迎え撃つことになった。
このダブルタイトル戦は2本勝負。1本目にUNIVERSAL王座、2本目にKO-D無差別級王座がそれぞれかけられる。1本目の敗者は失格とならず、そのまま2本目が続行。上野にとっては2冠を守るために1本目、2本目ともに連取しなければならない極めて厳しい試合形式となった。
1本目、佐々木が鉄柱攻撃、イス殴打など上野が痛めている右足に集中砲火。クリスが足4の字固めを決めると、上野は反転したものの、その状態で佐々木がクリスをクロスフェースロックで絞め上げた。獲り逃しても佐々木は場外の上野めがけてトペ気味のスピアーを発射した。
クリスがプレイングマンティスボムを狙うと、かわした上野はWRを決めたが、佐々木のカットによって3カウントは奪えず。佐々木がクリスをクロスフェースロックで絞め上げると、場外からカットに入ろうとした上野をDAMNATION T.Aのセコンドが妨害。クリスがタップし、UNIVERSAL王座が佐々木に移動した。
2本目、2冠獲りのチャンスが訪れた佐々木は再びクリスをクロスフェースロックで捕らえたが、今度はクリスがエスケープ。クリスが上野を肩車すると、そこへ佐々木がダイビングラリアットを発射。クリスは佐々木にプレイングマンティスボムを決めたが、佐々木は2カウントで返した。
上野がクリスにブラックアウトスリーパーを決めると、セコンドのイルシオンがエプロン上がり、レフェリーの注意を引きつける。そのスキに佐々木がイス攻撃でカット。ミスティカ式クロスオーバーフェースロックで上野を捕らえた。
脱した上野は2人まとめてWRを敢行。クリスが佐々木をカバーすると、そこへ上野がフロッグスプラッシュを投下した。クリスを場外に追いやった上野は佐々木にドロップキックで追い討ち。すかさずWRを決めて3カウントを奪った。
UNIVERSAL王座を失ったものの、上野がなんとかKO-D無差別級王座を守り抜いた。試合後、マイクを持った上野は「やっぱりちょっと悔しい! 足をケガして2週間、3本ベルト持ってるチャンピオンが休んでしまって。タイトルマッチも1本負けちゃって。でも1本守ることができて。どっちも勝ち切る器量がない自分が悔しいです」悔しさを爆発させながらも、「悔しいからまだまだ防衛していきます」とKO-D無差別の防衛ロードを見据えた。
ここで今林久弥GMが次期防衛戦が3・22後楽園大会となることをアナウンス。上野に「戦いたい相手はいますか?」と問うと、ストレンジ・ラブ・コネクションのMCであるKIMIHIROがKANONを呼び込んだ。KANONは「上野さん、DDTのテッペン獲りに来ました。俺はDDTの生え抜きじゃないけど、4年間DDTに参戦してメチャクチャ日に日にDDTが大好きになってます。そんな大好きな団体のトップのベルト欲しいじゃないですか。ちょっと傷心なとこ申し訳ないけど、そのKO-D無差別級、挑戦させてください」と名乗りを上げた。
すると上野は「ベルトを(1本)失っても、DDTの頂点と言ってくれるなら、KANONが大好きなDDTの一番の人間として、KANONの挑戦を受けよう」と受諾。「でも俺はKANONがDAMNATION(T.A)でやってた頃、いっぱいやられたことを1ミリも忘れてへん。4年間背負って来いよ。DAMNATIONでやってきたことを全部ぶつけてこいよ」と要求し、「今日、俺は佐々木大輔にベルトを獲られたことも全部もって、周年大会、DDTの旗揚げの大事な大会やから、全部逃げずに。俺も逃げないから。思いっきりやろうよ」と呼びかけた。
そして上野が「KANONのことをたくさん知る機会がなかったら、KANONのこと全部教えてくれや」と右手を差し出し、握手を交わした。が、KANONはラリアットをぶち込み、「上野さん、一つだけ教えてあげますよ。俺はちょっとだけ、上野さんより強い!」と豪語。先制を許した上野だが、バックステージで「どんな気持ちがあっても僕は進むしかないから。なぜならばDDTの一番だから。29周年、もっと先に進むために僕が進んでいくよ。KANONには止められないよ」と断言してみせた。
【上野の話】「自分を信じてるから悔しいね。ケガをしたり病気をしたり、試合がしたくても立ち止まってしまうこともある。勝てると思っていても、自分を信じていても、負けたり勝つこともある。悔しいだけじゃないよ。もちろんうれしいホッとするところもある。どんな気持ちがあっても僕は進むしかないから。なぜならばDDTの一番だから。29周年、もっと先に進むために僕が進んでいくよ。KANONには止められないよ。なぜなら、KANONは4年間と言ったけど、DAMNATIONにいたことから逃げてるやろ。そんな人間に負けるわけにはいかんねん。(2・22後楽園大会における武知海青2周年記念試合での一騎打ちへ向けて)海青も(欠場で)悔しいよな。俺も2週間前に感じたよ。今日も悔しい思いもいっぱいしたよ。でも進んでいくから。来月もどうなるか分からんけど、楽しいシングルマッチしようや。俺ももちろん勝つこともあれば負けることもあるかもしれない。でも、そんなこと構わずやるよ。プロレスラーだから。プロレスラーだから負けへんよ」
【佐々木の話】「上野の野郎からUNIVERSALしか獲れなかった。しぶてぇ野郎だな。俺の狙いは変わらず、上野からKO-Dを引きはがす。そしてあいつを不幸のどん底に叩き落とす。でも、UNIVERSAL、1本獲ったぞ。今日は正々堂々戦って。次の挑戦者は誰だ? いないんだろ? 上野、てめえが次の挑戦者だ」
【KANONの話】「ちょっと時間かかっちゃったけど、ようやくここまで来ました。4年前にDDTに来て、なかなかチャンスに恵まれなくて。自分でチャンスをつかむこともできなくて。去年DDTに所属して、仲間もできて、応援してくれるファンも増えて。このなかで、やっぱり今、背中押されてるなって、すごく思うので。ここでこの勢いに乗って、上野勇希、倒さなきゃいけないと思います。あと、個人的に一つ、ちょっと借りがあるんです。DDTに来て一番最初に負けた(2022年6月16日、新宿FACE)のが上野勇希なんです。だから4年前のリベンジで。 絶対勝ちます!」

