
「死に物狂いで取り組んでいる」好調NECの日本代表FWがドイツへ旅立った“ギラギラの後輩”から得た学び。「こんなんじゃダメだな、と思わされた」【現地発】
日本代表ストライカー、小川航基(NEC)が1月24日のズウォーレ戦で今季7得点目をマーク。チームは2対1で競り勝った。
NECが1点ビハインドで迎えた39分、MFチャロン・シェリーが蹴った右CKが小川の頭にピタリと合い、高い打点のヘッドは一度強烈に地面を叩いてから、ゴールネットを揺らした。
「今回、ブライアン・リンセンがCKのターゲット役でしたが、(顔にボールが当たったことが災いし)交代して、僕がターゲットの位置に入りました。チャロンのキックは上手くて、合わせやすい。彼を信じて走り込んだのが良かった」
今季7得点目を挙げると、いつものように小川は感情を顕にしながら観客席に走っていった。
「これがラストチャンスという思いで、死に物狂いでサッカーに取り組んでいる。そこが大きい。“喉から手が出るほど点が欲しい”という思いで毎試合やっている。得点を取れたとき、本当に嬉しさというか、アドレナリンというか、脳汁というか(笑)。何と言うんですかね。言葉に表せないような(モノが出る)」
この日の小川は75分に交代。その3分後にシェリーが決勝ゴールを奪うと、まるで自分がゴールを決めたかのように、小川はディック・スフローダー監督のほうに駆け寄りながら喜びの感情を爆発させた。
「今日は相手チームのほうが良かったと思うんです。今日の僕らはオン・ザ・ボール、球際のところで劣っていたと思う。しかもNECは冬の移籍市場で選手を6人、失った。こういう試合、こういうチーム状況で結果を出せたという嬉しさ。(1位から順に)PSV、フェイエノールト、アヤックスのいる上位に、4位の僕らも食い込んでいきたい。僕の一番の目標はチャンピオンズリーグです。簡単じゃないかもしれないけれど、それを掴めるところにいる。だから勝点3がどうしても必要だった。やっぱりガッツポーズが出ますね!」
この日も小川は「死に物狂い」という表現を使った。
「日本でも死に物狂いでやっていたけれど、オランダに来てよりいっそう、(その思いが強くなった)。『俺は何のために海を渡ってオランダに来たのか』と。本当にこっちのサポーターは感情が凄い。今日の試合を見てもらったら分かると思いますが、俺たちのプレーがなかなかうまく行かず、ずっとブーイングを浴びてましたしね。この中でやるには、やっぱり死に物狂いでやらないといけない。今、振り返ると(塩貝)健人(NEC→ヴォルフスブルク)から学ぶことが多かったです。彼はホントに死に物狂いだった」
2024年夏、慶應義塾大学を休学し、NECに入団した塩貝は最初のインタビューで「オランダリーグの得点王になる」と発言するなど、ギラギラしたものを漂わせていた。2年目の今季はスーパーサブとして勝負強さを発揮し、チーム内最多の7ゴールを記録した。
「僕もやっぱり1試合1試合にすべてを懸けている。オランダリーグはステップアップリーグ。日本代表の選手はみんな、ステップアップしてプレーしている。そういう自分の状況を見ても、本当の意味で、死に物狂いでやらないといけない。
もちろん、死に物狂いでやってはいる。だけど“自分が思っていること”と“それをピッチで表現すること”が合わないところがある。健人からは“本当の意味で、ピッチでやらないといけない”ということを教わった。あの短い時間で得点するのは、僕にはなかなかできないこと。途中出場でゴールを決めるのは簡単ではないのに、結果を残した。『こんなんじゃ俺もダメだな』と思わされました」
オランダの地で自問自答を繰り返す小川の姿が目に浮かぶ。超攻撃サッカーで4位という好成績を残すNECのエースは、今季前半戦を自身に厳しく振り返った。
「『なんで今、NECがこんなに順位がいいのか』と考えたときに、『(チーム好調の原因が)FWではない』というのが数字として出てしまっているのが悔しい。ウイングの選手が7アシスト、8アシストしていたり、前半戦は50ゴールに絡んでいる。NECの(攻撃的な)戦術、戦い方、チームの成績を見たら、FWはもっと点を取らないとおかしい」
小川の得点関与は7ゴール・4アシストで11。これはリンセンの13(5G+8A)に続き、シェリー(4G+7A)と並ぶもの。それでもウインガーのウナル(3G+7A)、ウアイサ(5G+3A)、MF佐野航大(2G+3A)と周りの選手が残しているスタッツと、NECが作る数多くのチャンスを鑑みながら、「もっと得点数を伸ばさないといけなかった。そういった意味で前半戦は消化不良でした」という結論を小川は出したのだ。
「日本からの飛行機から降りるとき、外を見て『俺はこの地でかならず成功する。ワールドカップの日本代表のメンバーに選ばれて得点を取る』と思いました。それから2年半、俺の中では思った数字を残せてない。日本代表には関われているかもしれないけれど、NECでは満足する結果を得られてない。二桁、さらにその先。得点ランキングのトップを狙える位置(1位は18得点の上田綺世/フェイエノールト)にいないといけない。だから、まだまだちょっと足りないと思ってます。
ここからしっかり得点量産体制に入っていかないとワールドカップへの道も拓けてこない。いい状態でしっかりワールドカップのメンバーに選ばれることが大事だと思うので、しっかり得点を取りたいです」
取材・文●中田 徹
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