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竹内涼真が熱量を持って挑み続ける演技の道…“きみセカ”シリーズでは主人公の熱さだけじゃない深淵な心を表現

竹内涼真が熱量を持って挑み続ける演技の道…“きみセカ”シリーズでは主人公の熱さだけじゃない深淵な心を表現

竹内涼真
竹内涼真 / ※2024年ザテレビジョン撮影

俳優・竹内涼真。2025年後半のエンタメ系ニュースでよく名前が挙がった一人だ。その勢いは2026年も止まらず、放送中の連続ドラマ「再会~Silent Truth~」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)で主演を務めている。そんな竹内の代表作の一つともいえるドラマシリーズのラストを飾った「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」が1月26日(月)にLeminoで配信開始。シリーズ中に20代後半から30代に突入した竹内が放った輝きとは?(以下、出演作のネタバレを含みます)

■仮面ライダー、日曜劇場、朝ドラと話題作に次々と出演

1993年4月26日生まれの竹内は、幼い頃にサッカーを始め、プロを目指していたものの怪我をきっかけに断念。そんな折、2013年に開催された女性ファッション誌「mina」の男性専属モデルオーディションでグランプリを受賞し、芸能界入りした。

2014年には、特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系)の主演に抜てき。同作が放送終了した直後の2015年10月からスタートした日曜劇場「下町ロケット」(TBS系)への出演で、幅広い層から注目された。

あらためて俳優歴を振り返ると、デビューした年から途切れることなく、ドラマ、映画、舞台に出演しているという活躍ぶり。連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年、NHK総合ほか)では、有村架純が演じるヒロインと交際する大企業の御曹司・島谷を爽やかに好演。島谷の家庭の事情でヒロインと別れる展開になると、SNSでは「島谷ロス」現象が生まれた。「過保護のカホコ」(2017年、日本テレビ系)でも、高畑充希演じる主人公と恋に落ちる美大生・麦野の役で視聴者をキュンとさせた。

TBSが誇る長寿ドラマ枠の日曜劇場には「下町ロケット」以降、「陸王」(2017年)、「ブラックペアン」(2018年)と出演が続き、人気漫画を原作とした「テセウスの船」(2020年)で同枠初主演という大役を果たした。

その後も話題作への出演が相次ぎ、竹内は華々しい活躍の中でグングン力をつけて俳優としての地位を確立していった。

■ゾンビサバイバル「きみセカ」で“諦めの悪い男”を熱演

そして2021年、日本テレビがHuluとタッグを組んで制作した連続ドラマ「君と世界が終わる日に」に主演。世界中で人気のジャンルであるゾンビサバイバル、ラブストーリー、ミステリーという3つの軸が絡み合う“究極の人間ドラマ”だ。

“きみセカ”として親しまれる同作で竹内が演じたのは、恋人・来美(中条あやみ)にプロポーズを予定している日の通勤中、トンネル崩落事故に遭い、閉じ込められた青年・間宮響。命からがら脱出した先で見たのは、“生ける屍”=ゴーレムたちの群れだった。離れ離れになった来美を捜すため、ゾンビサバイバルが開幕。その途中で出会う、わずかに生き残った人々は敵か味方か…。

「忍耐強く諦めの悪い男」を自称する響は、来美への思いを胸に、ひたすら泥臭く、突き進む。謎のウイルスにより、かまれた者は次々とゴーレムとなって街をさまよい、人間の存在に気付けば襲い掛かる。高校時代に弓道部だった響は、そんなゴーレムたちを相手に弓道の腕前を生かし、“仲間”を助けながら戦い続けた。

竹内涼真
竹内涼真 / ※2024年ザテレビジョン撮影

■見る者を引き込む真っすぐな熱さを体現

終末世界という過酷な状況も相まって、それまでに出演した作品のように爽やかさで視聴者をキュンとさせるような雰囲気ではないものの、いつしか見る者を引き込む、響の真っすぐな熱さを竹内は体現。スポーツ少年だった身体能力を発揮したアクションでドキドキする戦いを盛り上げるだけでなく、戦うことの葛藤や恋人との切なさなど心の機微を見せた確かな演技力で、“当たり役”といえるキャラクターとなった。

ドラマはSeason1を日本テレビ系で放送、Season2をHuluで配信というのは初めから決まっていた。だが、竹内がけん引した熱い物語は人気を博した結果、単発ドラマも2本、Season5まで配信され、劇場版で完結。劇場版は響の最後の戦いを描く集大成の展開、Season5は劇場版と同じ時間軸で、別の場所で繰り広げられた物語が玉城ティナと飯豊まりえのW主演で描かれた。

Season1から約3年の月日が流れて、2024年に劇場公開された「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」。Season3で来美と別れた響が、それでも懸命に終末世界を生き抜いてきたのは、ある目的のために連れ去られてしまった娘・ミライを救うため。向かった先は、ゴーレムによって荒廃した世界で人類最後の希望の都市とされた「ユートピア」という場所。

いくつもの切ない別れ、裏切りなど、度重なる過酷な運命に翻弄(ほんろう)され続けてきた響は、純然たるヒーローとしてだけではいられず、闇落ちも経験した。“生きる”ために身に付けざるを得なかった黒い部分だ。しかし、それを内包しながらも強さを増し、一緒にいる仲間は変わっても、愛する人を助けるという芯の部分は変わらない。そんな複雑な強さを、劇場版の竹内はその瞳に宿している。劇場版でアクションがスケールアップする中で、人間ドラマであるという本質を竹内が見せる。

シリーズ初見で劇場版だけ鑑賞しても、響が最後にたどり着いた“決断”に心が揺さぶられるはずだ。撮影期間を含めると約4年にわたって響という人物を“生きた”、竹内の演技の進化が見て取れる。

■亭主関白な“化石男”にラテンダンサー役も話題

劇場版が公開される前に行われた当メディアでのインタビューで、竹内は「この4年間は、一度も『きみセカ』のことが頭から離れたことはなかったですし、ずっと響への愛があって、役のことばかり考えていました」と語っている。それほどに、打ち込んだ役だからこそ代表作となった。

そんな中、一般に人生のステージがまた変わっていくといわれる30歳を迎えることになったが、「30歳を節目とは思っていなくて。30歳になって、ここから新たにスタートするくらいの気持ちでいます。20代を振り返って、この10年間頑張ったな、やり切ったなとはまだまだ思えず、もっと頑張っていきたいなと」と力強く答えていた。

その思いは、以降の活躍の裏に確かにある。2025年にSNSを大いににぎわせた10月期ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)では、“化石男”と称される亭主関白思考の主人公・勝男を演じた。恋人と別れ、周囲の人間の影響を受けて変わっていく勝男を好演し、「イライラする」と「応援したくなる」という声が両立する、愛すべきキャラクターとして最終話まで話題を振りまいた。

その勝男とは打って変わった姿を見せたのが、12月に配信されたNetflix映画「10DANCE」。競技ダンスの世界を描いた漫画を映画化した同作で、町田啓太とW主演した竹内は、ラテンダンサーの鈴木信也に扮(ふん)した。竹内は鍛え上げられた筋肉美を惜しげもなく披露し、クラクラするような色気と見事なダンスシーンで視聴者を魅了している。

2026年も勢いは続く。1月13日にスタートしたドラマ「再会~Silent Truth~」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)では、殺人事件の容疑者となった初恋相手と再会する勇敢な刑事の主人公役。4月には、約5年ぶり2作目のミュージカル挑戦となる「奇跡を呼ぶ男」の公演も控えている。

どの作品も熱量を持って挑み続け、次から次へと新たなキャラクターで楽しませてくれる竹内に今後も心を揺さぶられそうだ。

◆文=ザテレビジョンシネマ部

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