歴代ソフテイルの中で最もトルクフル!!
エボリューションエンジン誕生と同時にデビューしたソフテイル。以降エンジンもツインカム、ミルウォーキーエイトと着々と進化を重ねてきた。それぞれにどんな違いがあるのかといえば、ざっくりといえばエボは燃料供給方式がキャブレターで、現代のソフテイルと比べればだいぶ旧車的なキャラクターといえるだろう。その後のTCもキャブレターだが、それは最初の6年間のみ。以降は全車フューエルインジェクションとなったため、旧車と現代車、どちらのよさも備えている。最も異なるのは、2本備えたカムならではの高回転型(あくまでもH-Dのビッグツインにしては……というレベル)のフィーリングだ。対してミルウォーキーエイトは、環境性能に特化させつつ、ハーレーならではのトルク感を強調した特性。現代のハーレーは、歴代エンジンの中でもとりわけ大きな排気量であり、発生させるトルクもケタ違いなものになっている。
2018~ ミルウォーキーエイト(M8)

107cu(1745cc)
ボア×ストローク:100㎜×111.1㎜
圧縮比:10.0:1
最大トルク:139Nm/3500rpm
最高出力:82HP/5020rpm
114cu(1868cc)
ボア×ストローク:102㎜×114.3㎜
圧縮比:10.5:1
最大トルク:155Nm/3250rpm
最高出力:94HP/5020rpm
117cu(1923cc)
ボア×ストローク:103.5㎜×114.3㎜
圧縮比:10.2:1
最大トルク:168Nm/3500rpm
最高出力:105HP/5020rpm
2000~2017 ツインカム(TC)

88cu (1449cc)
ボア×ストローク:95.3㎜×101.6㎜
圧縮比:8.8:1
最大トルク:105.93Nm/3500rpm
最高出力:―
103cu (1689cc)
ボア×ストローク:98.4㎜×111.1㎜
圧縮比:9.6:1
最大トルク:125Nm/3000rpm
最高出力:―
96cu (1584cc)
ボア×ストローク:95.3㎜×111.1㎜
圧縮比:9.2:1
最大トルク:112Nm/3000rpm
最高出力:―
110cu (1801cc)
ボア×ストローク:101.6㎜×111.1㎜
圧縮比:9.2:1
最大トルク:
126Nm/3498rpm
最高出力:―
1984~1999 エボリューション

80cu(1340cc)
ボア×ストローク:88.8㎜×108.0㎜
圧縮比:8.5:1
最大トルク:105.52Nm/4000rpm
最高出力:―
ギア駆動のデュアルバランサーを採用
エンジンにラバーを介してフレームに搭載する「ラバーマウントフレーム」とは異なり、何も介さずに搭載されているソフテイル。そのためエンジンからの振動がライダーにダイレクトに伝わってしまう。よってエボリューションはなかなかハードな乗り心地だったが、TCからは振動を打ち消すためのバランサーを備えた専用エンジンへと進化。M8はツーリングモデルのエンジンにもバランサーが採用されたが、ソフテイルは前後に2つ装備したデュアルバランサー仕様という違いがある。TCとM8、どちらもデュアルバランサーという点は共通しているのだが、チェーン駆動だったものがギア駆動へと進化。これは騒音を軽減するという狙いからで、M8はあらゆる部分で騒音が抑えられているのである。
M8はクランク軸からギアでバランサーを駆動

チェーン駆動のためテンショナーなどの部品点数が多いTC
