
吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)
【画像】え…っ! 「ご本人もめっちゃイケメン」「吉沢亮とは違うタイプ」 コチラが『ばけばけ』錦織のモデル・超秀才の人物です
大磐石と半分弱、試験で何があった?
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツさんがモデルの物語です。
第16週では「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」の同僚「錦織友一(演:吉沢亮)」が、県知事「江藤安宗(演:佐野史郎)」から松江中学の校長になることを打診されました。80話では、かつて一緒に教員試験を受けていた中学時代の同級生「庄田多吉(演:濱正悟)」が、錦織の後任の英語教師として松江に戻ってきています。
錦織が昇進するのはめでたいことですが、彼には以前から何やら隠し事があるようで、それが気になっている視聴者も多いようです。79話では、錦織が江藤に「かわいい生徒たちに、君のような道をたどってほしくはないだろが」と言われる場面がありました。また、ヘブンが松江にやってきたばかりの第7週32話では、錦織は江藤から「(ヘブンのことを)頼むよ。危ない橋を渡ってまで、私は君をこの島根に呼び戻した…」と言われ、「承知しております」と食い気味に返事をしています。
さらに、30話で主人公「松野トキ(演:高石あかり)」がかつて東京で会った錦織と再会した際に、教員試験の結果を尋ねると、錦織は「まあ、一応は…」とはぐらかしていました。80話では、友人のはずの庄田を避けるようなそぶりを見せています。
これまでの意味深な描写の数々に関して、SNSでは「錦織には何があったんかね。英語の試験でやらかした? 大盤石が試験に落ち、半分弱(庄田)が受かった?」「錦織さんの方が何年も先に松江に戻ってきて庄田さんは東京でおそらく教員?をしていた。大盤石と半分弱と言われていたけれど、教員試験に関してはおそらく逆の立場になり明暗を分けたんだろうな」「正規の教員免許、庄田さんは合格したけど錦織さんはヘブン先生の世話を引き受ける条件で不合格を隠して英語教師になったとか?」と、第4週で描かれた錦織たちの教員試験に関する話題があいついでいます。
錦織のモデルである西田千太郎さんは、松江中学を中退して同校の教員見習いとして勤めた後、1886年に上京して「文部省師範学校中学校高等女学校教員検定試験(文検)」を受け、正式に教員免許を取得した苦労人の秀才です。
子供の頃から成績優秀だった西田さんですが、文検では心理学、論理学、経済学、教育学の4科目で合格したものの、英語では不合格となりました。一方、庄田のモデルと思われる西田さんの中学の同級生・本庄太一郎さんは、英語ほか動物・植物・心理・教育学の5科目すべてに受かっています。
錦織が「教員免許自体を持っていない」ということはないと思われますが、彼は西田さんのように英語の試験だけ落ちて、資格がないのに知事の根回しで英語教師として勤めていたのかもしれません。また、庄田に試験の結果で負けてコンプレックスを感じている可能性もあります。
錦織の秘密はいつ明らかになるのでしょうか。第17週に注目です。
※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」
参考:『小泉八雲と松江 異色の文人に関する一論考』(島根出版文化協会)
