本人たちの強い意向と“先人”が作った前例が、選考を後押しした。
3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会2連覇を狙う野球の日本代表(侍ジャパン)の井端弘和監督が、1月26日に追加メンバーを発表。30人中29人が決定した。
そのなかに、今オフにメジャー移籍を果たした2人の強打者も名を連ねた。読売ジャイアンツからトロント・ブルージェイズに加入した岡本和真と、東京ヤクルトスワローズからシカゴ・ホワイトソックスに新天地を求めた村上宗隆がともに前回大会に続いて、WBCに出場する。
以前は、MLB1年目の選手のWBC出場が難しいとされていた。新たなチームでアピールをしなければならない時期に、侍ジャパンの活動で球団に不在となるためだ。
ただ、今回は2名ともメンバー入り。その経緯を問われた井端監督は、以下のように説明した。
「当時こちらがオファーをした時には、まだスワローズとジャイアンツに所属していました。メジャーに移籍するなかで、また2人に聞いたところ『WBCは出たい』ということでした。それを踏まえて、移籍先の球団とも上手く交渉をし、スムーズにいったと思っています。その流れを作ってくれたのは、前回に出た吉田(正尚/ボストン・レッドソックス)選手かなとは思いますけどね。すごくありがたいです」
日本屈指のスラッガーである、右打者の岡本と左打者の村上。心強い2選手が侍ジャパンの打線をけん引する。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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