現地時間1月24日(日本時間25日、日付は以下同)、シャーロット・ホーネッツはホームのスペクトラム・センターでワシントン・ウィザーズを119-115で下し、今季成績を18勝28敗(勝率39.1%)とした。
9シーズン連続でプレーオフから遠ざかっているチームは、25日時点でイースタン・カンファレンス12位と低迷。といっても、プレーイン・トーナメントへ出場可能な10位のアトランタ・ホークス(22勝25敗/勝率46.8%)とは3.5ゲーム差のため、まだ可能性が残っている。
ウィザーズ戦では、ブランドン・ミラーが21得点、11リバウンド、7アシスト、ラメロ・ボールが20得点、11アシスト、マイルズ・ブリッジズが20得点、4アシスト、2ブロック、コン・カニップルが16得点、4リバウンド、3アシスト、ムサ・ディアバテが11得点、14リバウンドと、3選手がダブルダブルを記録。
2月5日のトレード・デッドラインが迫るなか、キャリア3年目のミラーは試合後に、地元メディア『The Charlotte Observer』へデッドライン後も現在のロスターで戦うことを望んでいた。
「ゴールは全員ここに残ってもらうこと。でも、残念ながらこれがゲームってやつさ。だから、自分たちでコントロールできることだけをコントロールできれば最高だと思う。僕らは何もかも聞いているし、見ている。1人の男、それにバスケットボール選手として、そんなことに動揺するわけにはいかない。だから、仲間たちと心をひとつにして、そこから進んでいくだけさ」
2024年3月にホーネッツのバスケットボール運営部代表へ就任したジェフ・ピーターソンは、約2年間で複数のトレードをまとめ、多くのドラフト指名権を獲得してきた。今季は静観しているが、デッドラインまでにロスターにメスを入れない保証はどこにもない。
主要メンバーで今季終了後に契約満了を迎えるのはガードのコリン・セクストンのみ。一方、ブリッジズ、ジョシュ・グリーン、グラント・ウィリアムズが来季終了後に完全FA(フリーエージェント)となる。
そこで注目を集めているのがブリッジズだ。現時点でホーネッツが彼のトレードを検討しているとは明言していない。それでも、『The Athletic』は201㎝・102㎏のフォワードに対し、ミルウォーキー・バックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、フェニックス・サンズが関心を示していると報じた。
27歳のブリッジズは、今季ここまで45試合で先発出場してチームトップの平均32.7分に18.7点、6.2リバウンド、3.5アシストを記録。過去に家庭内暴力で1シーズンを全休し、出場停止処分も受けてきたとはいえ、ホーネッツ最古参で在籍7年目の生え抜き選手だ。
NBAではトレードもビジネスのうちで、シーズン中に移籍を経験することも珍しくないのだが、ブリッジズ自身はこう口にしていた。
「勝つことだけに集中し、自分がコントロールできることにフォーカスしている。トレードされても、されなくてもね。……僕としてはここにいる方がいい。もしトレードされても、ジェフ・ピーターソンとフロントがまず僕へ話してくれるとわかっている。だから、そのことについては心配していない。僕が気にかけているのは試合のことだけさ」
今季のホーネッツは敵地でリーグトップのオクラホマシティ・サンダー(37勝10敗/勝率78.7%)に勝利したほか、イースト3位の29勝19敗(勝率60.4%)を残すトロント・ラプターズ相手に2勝2敗、ウエスタン・カンファレンス3位のデンバー・ナゲッツ(31勝15敗/勝率67.4%)に1勝1敗と健闘。サンダーには27点差、ナゲッツに23点差で圧勝するなど爆発力を示しており、近い将来が楽しみな存在となっている。
そのため、ブリッジズは「そりゃあ、このチームの一員でありたいのは確かさ。他のみんなも、全員がチームに残ってくれることを望んでいると思う」と“残留”を希望。「ただ、自分たちでコントロールできることはコントロールして、試合に勝ち続けるしかない」と、戦い続ける姿勢を示していた。
はたして、今年のデッドラインではどんなトレードが成立するのか。ホーネッツとブリッジズの動向にも注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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