2025-26シーズン、ロサンゼルス・レイカーズの八村塁は開幕から先発出場を続けていた。
だが、1月中旬に右ふくらはぎのケガからカムバックして以降は、出場時間の管理やコンディションへの考慮もあって、7試合連続でベンチスタートに。また復帰に際し、レイカーズを率いるJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)は、八村のコンディションが整いプレータイムの制限がなくなった後も、スターターに戻すかどうかは決めていないと話していた。
そんな起用法のなかで、八村は徐々に調子を上げている。最初の2試合こそ1桁得点も、直近5試合中4試合で2桁得点をマーク。現地時間1月24日(日本時間25日、日付は以下同)のダラス・マーベリックス戦では復帰後最多の17得点に加え、第4クォーターの勝負所ではビッグショットを連発し、勝利の原動力となった。
八村の状態を考えれば、そろそろスタメンに戻してもいい頃だろう。加えて、八村の契約は今季で切れるため、シーズン終了後に完全FA(フリーエージェント)となる。レイカーズに残留するにせよ、他球団に移籍するにせよ、好条件の新契約を手にするためにも、先発出場してスタッツを伸ばし、市場価値を高めるべくアピールしておきたいところでもある。
ただ、得点力のある八村を控えに回すことで、脆弱だったセカンドユニットが強化されたのは間違いない。チームのバランスを考えた場合、このままベンチスタートを続けた方が勝利につながる可能性もある。
はたして、八村は自身の起用法についてどう思っているのか。米メディア『The Athletic』のインタビューで、“日本の至宝”は個人成績も新契約も関係なく、チーム最優先の考えを示した。
「多くの人がスタッツを気にするけど、僕が気にしているのは勝利だけ。それがみんながサラリーにつながるんだ。セカンドユニットならボールに触れる機会が増えるから、僕としては構わない。誰がスターターなのかではなく、誰が試合を締めくくるかの方が重要なんだ」
そう語った八村。実際、接戦だった直近3試合はクロージングラインナップとして最後までプレーしており、試合の最も重要な局面ではコートに立ち続けている。
この先、八村がスターターに戻るかどうかはわからない。それでも、チームファーストの精神を貫く背番号28の献身性が、レイカーズに多くの勝利をもたらしてくれるはずだ。
構成●ダンクシュート編集部
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