吉田麻也、南野拓実ら超一流アスリートアスリートたちの身体をケアする木谷将志氏曰く、日本人の多くは肩甲骨まわりがカチカチで、これが肩こりをはじめ、さまざまな不調の原因になっているという。疲れにくい身体づくりにも直結する、肩甲骨をスムーズに動かすメソッドとは。
木谷氏の著書『世界が認めた神リカバリー』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けする。
肩がスイスイ動き始める肩甲骨ほぐし
どうすれば、肩甲骨まわりをほぐせるのか。
肩甲骨の構造を知っておけば、本来のほぐし方を理解していただけると思う。肩甲骨とは、肩の下にある逆三角形の形をした平たい骨のこと。
手の平ほどの大きさで、背中の上のほうに左右対称に位置している。
肩甲骨は背中に張り付いているように位置しているが、背中側の肋骨にくっついているわけではない。
首や肩などにあるたくさんの筋肉につながっていて、「背中に浮いたような状態が保たれている」非常に変わった構造の骨だ。
「浮いている骨」の肩甲骨は本来、万能に動くはず。
しかし、肩甲骨が背中に張り付いたように固まり「本来できる動き」ができなくなることがある。
それは、つながっている筋肉がカチカチになっていることが原因だ。
肩を動かすのが重く感じたり、肩が上がらなくて痛みが走ったり。
肩こりをはじめ、そのような方の不調の原因のほとんどは、肩甲骨自身にあるのではなく、肩甲骨につながっている筋肉がカチカチになっているせいである。
「肩甲骨まわりが眠っている人」が増えている
逆に言えば、筋肉につながっている「浮いた骨」なので、周りの筋肉の起始・停止をほぐすことで、肩甲骨は格段に動きやすくなる。
そうなれば、肩こりを感じなくなるのはもちろん、四十肩、五十肩で上がらなかった肩が再びスイスイ上がるようにもなる。
肩甲骨まわりを緩め、その可動域を広げていくことには、さまざまなメリットがあるのだ。
【肩甲骨がスムーズになることで起きるメリット】
◎ 肩こり、首こりが改善、解消する
◎ 頭痛が改善、解消する
◎ 五十肩や四十肩の予防になる
◎ 身体が動きやすくなる
◎ 身体が疲れにくくなる
◎ 呼吸の質が上がる
◎ 姿勢がよくなる
じつは現代人の日常生活では、たいていの作業が肩甲骨をそこまで動かす必要がない。
たとえば食事をしたり、デスクワークをしたり、スマホを操作したり。
このような作業は、むしろ肩甲骨を固定させて動かさないほうが、小手先の自由度を確保できて上手に行える。
だからこそ、肩甲骨まわりがかたまって、「肩甲骨まわりが眠っている人」が増えてきている。
「ちょっと肩が重いな」くらいで済むうちはまだいいが、肩こりが重症化すると、頭痛、倦怠感、耐えられない痛みなどの自覚症状さえ出てくる。
そのような事態には、絶対に陥ってほしくない。
次から「肩甲骨をほぐすトリートメント」を紹介するので、デスクワークなどの隙間時間にぜひ試してほしい。

