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IOC、冬季五輪の開会式入場行進へのロシア、ベラルーシ選手の参加を認めず…一方で閉会式については現時点で明言せず

IOC、冬季五輪の開会式入場行進へのロシア、ベラルーシ選手の参加を認めず…一方で閉会式については現時点で明言せず

来月6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季オリンピックに、ロシアとベラルーシはウクライナ侵攻の制裁措置によって「代表チーム」としては出場が禁じられており、選手は「個人中立選手(AIN)」としてのみ「アスリートの祭典」に参加が認められているが、開会式での入場行進の列に加わることは叶わないようだ。
  これはIOC(国際五輪委員会)によって明らかにされたもので、英国の五輪専門メディア『inside the games』などによって報じられている。これは2年前のパリ夏季五輪同様の措置であり、厳格な審査を受け、軍との関係がなく、侵攻を支持していないことなどが確認された上で競技への参加が認められ、国旗や国歌といった国家シンボルの使用も禁じられるなど多くの制約を受ける両国の選手だが、大会最初の晴れ舞台には今回も立つことはできない。

『inside the games』によれば、IOCはこの件について、ロシアの通信社『TASS』で「AINの選手は入場行進には参加しないが、ミラノおよび山岳部の各会場で開催されるイベントを体験する機会は提供される」との声明を発したという。つまり、式典そのものから完全に排除するわけではないが、「国家として見える形での参加」は認めない姿勢を鮮明にした形である。

 この措置には、ROC(ロシア五輪委員会)への処分の意味もあるという。IOCは2023年10月にロシアが占領するウクライナ地域(ルハンシク、ドネツク、ヘルソン、ザポリージャ)の地域五輪評議会の設立を承認したことを受け、ROCを正式に資格停止処分としたが、これに対してロシア側は「不公平で差別的だ」と反発し、パリ五輪への出場が認められた選手の中にも、中立として競技に臨むことを辞退するケースが相次いだ。

 ちなみにミラノ・コルティナ五輪の開会式は、これまでの大会とは異なる形式が採られ、セレモニーは複数会場で実施される。「代表団が歩いて入場するクラシックなスタイルも、初めて『開催都市の外』にまで広がる形で分散される」と報じた『inside the games』は、また「華やかな演出の一方で、政治情勢を背景にした参加制限が、式典の構図にも影を落とす」とも付け加えている。

 一方、焦点となるのは2月22日に行なわれる閉会式での扱いで、IOCは現時点でこれについては明言していない。パリ五輪では、IOC理事会が「AINは閉会式に参加できる」との方針を示し、「閉会式はチームではなく、全選手が一緒に入場する形式である」「大会期間中、AINは参加原則を尊重することになる」ことを理由に挙げていた。

 ミラノ・コルティナ五輪でも2年前と同様の判断が下されるのか。五輪が掲げる中立性と包摂性に対し、国際情勢という現実が立ちはだかる中、その板挟みとなっているIOCがいかなる決定を下すのかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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