前DeNAのトレバー・バウアーは、日本球界への復帰は考えていないと代理人レイチェル・ルーバー氏が明かした。この発言に韓国メディアが注目している。
DeNAとの契約が満了したバウアーについて、中南米野球事情に詳しいエドウィン・エンリケス記者は1月26日、自身のXに「今季、日本でプレーする可能性は低い」とポスト。この投稿にバウアーの代理人レイチェル氏が反応し、次のようにコメントした。
「現時点でトレバーはNPBとの契約を求めていない。しかし、状況が変わった場合は連絡してほしいとNPB球団から言われている」
2011年のMLBドラフト全体3位指名でプロ入りしたバウアーは、20年にシンシナティ・レッズでナ・リーグ最優秀防御率とサイ・ヤング賞を受賞。球界を代表するエースの一人だった。しかし、21年の性的暴行疑惑をきっかけにキャリアは暗転。裁判では証拠不十分で棄却されたものの、MLB機構から324試合(後に194試合に軽減)の出場停止処分を受けた。
メジャー復帰を懸けて選んだのが日本球界だった。23年にDeNAと契約し、19試合で10勝4敗、防御率2.76と一定の結果を残したが、メジャー復帰は実現せず、24年はメキシコリーグへ。昨季再びDeNAに戻ったものの、4勝10敗、防御率4.51と結果を出せず、球団からの再契約オファーはなかった。
バウアー側近の発言に日本人ファンが反応。「衰えは確かにある」「厳しいでしょうね」「コーチとしてでもまたいつか日本で見たい」「期待値だけ大きかった」「メキシコか韓国か」「素行にも難はあるが、純粋にプロ選手として見ても、ポテンシャルの低下は否めない」などと、さまざまなコメントが上がった。
そんな中、バウアーの移籍先として注目されているのが韓国プロ野球(KBO)だ。近年は昨季ハンファ・イーグルスで大ブレークし、今オフにトロント・ブルージェイズと3000万ドル(約47億4000万円)の高額契約を勝ち取ったコディ・ポンセの存在など、「KBOで再起→MLB復帰」という成功ルートが確立されつつある。
韓国メディア『スポーツ朝鮮』のパク・サンギョン記者はバウアーについて「KBO入りの可能性は?」と題した記事をアップし、「韓国行きも十分に考えられる選択肢だ」と指摘。しかし、「最大のネックは条件面だ」とし、現時点でKBO10球団の外国人枠はすでに埋まっていると伝え、「バウアーが韓国でプレーするには代替外国人選手としての加入しか道はない。また短期・低条件でのオファーを受け入れられるかは未知数だ」と報じた。
同『SPORTALKOREA』のキム・ジヒョン記者も「米国や日本で評価されなかった投手が、KBOを足掛かりに再びメジャーへ戻る流れが一つの成功ルートとなりつつある中、バウアーも韓国球界に関心を示す余地は十分にある」と関心を示した。
バウアーは、はたしてどのマウンドに立つのか。KBO行きという選択肢が、再起への最後の切り札となる可能性も否定できない。
構成●THE DIGEST編集部
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