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「コビーはどこからでも決め続けた」ナッシュが同期との印象深い対戦を回想「思わず脱帽したよ」<DUNKSHOOT>

「コビーはどこからでも決め続けた」ナッシュが同期との印象深い対戦を回想「思わず脱帽したよ」<DUNKSHOOT>

ロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、コビー・ブライアントは、20年間のNBAキャリアをすべてレイカーズに捧げ、5回の優勝を成し遂げた地元の英雄だ。

 2020年1月26日、ヘリコプター墜落事故により41歳の若さでこの世を去ったが、常に最高の自分を目指し努力を続ける“マンバ・メンタリティ”は、現代の選手たちにも継承され続けている。

 1996年にレイカーズに入団したコビーは、キャリア3年目の1998-99シーズンから不動の先発に定着。198cm・96kgのシューティングガードは、類まれなスコアリング能力と勝負強さで、チームを勝利に導いてきた。一方、常に全力を注ぎ、自身もマッチアップ相手も徹底的に追い込むストイックな姿勢は、他球団にとって大きな脅威でもあった。

 そんな彼の凄さを身を持って体験した1人が、殿堂入りポイントガードのスティーブ・ナッシュだ。

 コビーと同じ96年にNBA入りし、2005、06年には2年連続MVPを獲得したナッシュは、全盛期を過ごしたフェニックス・サンズ時代のプレーオフで、コビー率いるレイカーズと計3回対戦。とりわけ印象に残っているのが、2010年のカンファレンス・ファイナルだという。

『NBA on Prime』の番組内でナッシュは次のように語った。
 「正直、いろんな記憶が混ざっているけど、いつも真っ先に浮かぶのは2010年のウエスタン・カンファレンス決勝、サンズ対レイカーズだね。シリーズは2勝2敗で、(第5戦の)舞台はステイプルズ・センター。コビーがブザービーターを狙ったけど、エアボールになった。そこにメッタ(ワールドピース)がヒザで(ボールを)拾って、放り投げたシュートが入ったんだ」

 この年のサンズはナッシュ、アマレ・スタッダマイアーを軸にウエスト3位の54勝をマークし、プレーオフに入っても2回戦でサンアントニオ・スパーズをスウィープで撃破した。迎えたレイカーズとのシリーズでも地元で行なわれた第3、4戦に連勝。第5戦こそ惜敗し王手をかけられたものの、ナッシュはホームでの第6戦で再び反撃できると思っていた。

「僕らは『まだチャンスはある。ホームでは彼らに負けていない』と思っていた。でもフェニックスに戻った時、あのゲームウィナーを外したことが、彼(コビー)にとっては“もう終わったこと”だったみたいなんだ。まるで『ちょっと待ってろ』って感じでね」 第6戦はアウェーのレイカーズが序盤からコビーとワールドピースを中心に主導権を握り、前半を終えて12点をリード。

 後半に入っても攻撃の手を緩めず、サンズは防戦一方となっていたが、第4クォーターに控えガードのゴラン・ドラギッチの連続得点で反撃を開始。その後も徐々に点差を縮め、残り2分にはナッシュのレイアップで96-99とワンポゼッション差まで詰め寄った。

 しかし、ここからコビーのワンマンショーが始まった。直後にジャンパーとフリースローで流れを断ち切ると、残り35秒にポンプフェイクで相手をかわし、勝負を決めるフェイダウェイをヒット。トータル37得点を叩き出したコビーの活躍により111-103で勝利したレイカーズが、3年連続のファイナル進出を決めた。
  ナッシュは、コビーのマッチアップを担当していたグラント・ヒルについても言及した。

「グラント・ヒルが彼を守っていた。あの夜のグラントは本当に素晴らしいディフェンスをしていたし、完全に張り付いていた。それでもコビーはどこからでも決め続けた。28フィート級のロングシュートを、グラントの密着マークがついている状態で平然と決めるんだ。その場で思わず脱帽して、『この男はとんでもない』と思ったよ」

 熟練のヒルのディフェンスを物ともせず次々とショットを決め続けたコビー。あれから15年以上の月日が流れたが、ナッシュは当時の光景を鮮明に覚えているようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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