
野津サワ役の円井わんさんプロフィール写真
【画像】え…っ! 「こんな立派な方が」「大出世やん」 コチラが『ばけばけ』サワの「モデルの一人」になった人物です
ふたりともお付き合いの経験なし?
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツさんがモデルの物語です。
第17週では主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の親友「野津サワ(演:円井わん)」と、「錦織友一(演:吉沢亮)」の後任の英語教師として松江に戻ってきた「庄田多吉(演:濱正悟)」が出会い、だんだんと距離が縮まってきています。83話では、ふたりの昼食シーンも描かれました。
お互いに異性とふたりきりでの食事は初めてで、緊張してベラベラと自分と錦織のことを話す庄田と、体調が悪くなってしまったサワの姿に、SNSでは「庄田氏モテそうなのに結構奥手なの?緊張でろくに食べられないおサワが可愛かった」「庄田さんもおサワちゃんもピュアでかぁいいなぁ」「お互いに異性と食事するのが初めてというおサワちゃんと庄田さん。正直でイイヨー見栄張った関係は続かないヨー」と、キュンキュンした視聴者の声があいついでいます。すでにふたりの結婚を期待する声も出ていますが、今後どうなるのでしょうか。
※ここから先の記事では『ばけばけ』のネタバレにつながる情報に触れています。
庄田はサワに語っていた通り、錦織が落ちた教員免許の試験にみごと合格しました。彼のモデルと言われている本庄太一郎さんという人物は、錦織のモデル・西田千太郎さんの同級生で、ともに上京して1886年に「文部省師範学校中学校高等女学校教員検定試験(文検)」を受け、受験した英語・動物・植物・心理・教育学の5科目全てで合格しています(西田さんは英語だけ不合格)。
また、庄田が登場したばかりの2025年10月24日には、本庄さんに関して松江歴史館の公式X(旧:Twitter)が、
「本庄は雑賀町出身で、東京高等師範学校教授や長野県立松本中学校長を歴任し活躍します。のちに本庄は雑賀小学校(1873年創立の松江最古の小学校)初の女性教員を妻にします」
という情報をポストしていました。
本庄さんの妻になった女性教師は、渡部トミさんという名前で、サワのモデルとなった人物のひとりです。また、2025年11月2日に開かれたNHK大阪主催のイベント「BK大感謝祭2025・『ばけばけ』トークショー」では、ゲストの松江歴史館の主任学芸員・新庄正典さんと『ばけばけ』の制作統括・橋爪國臣さんが、サワの参考にした人物として、渡部さんともうひとり、山脇房子さんの名前を挙げています。
1867年7月に松江の北田町に生まれた山脇さん(旧姓:小倉)は、旧松江藩士の娘で、いわゆる士族の没落により貧しい幼少時代を過ごしますが、勉学に励み松江女子師範学校を卒業します。そして彼女は1903年に夫・山脇玄さんが設立した女子実脩学校の初代校長となり、1908年には同校を山脇高等女学校(現在の山脇学園中学校・高等学校)に発展させました。
山脇さんがモデルのひとりならば、サワは庄田と結婚した後、女性教育者としてどんどん出世していくのかもしれません。ちなみに前述の本庄さんは、各地を転々としながら教育界の発展に貢献した人物で、東京高等師範学校教授や京都府尋常中学校校長、台湾総督府中学校長、長野県立松本中学校長、神戸市教育課長を務めています。
サワと庄田は今後、ふたりとも校長という『ばけばけ』屈指の「パワーカップル」になっていく可能性もありそうです。
※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」
参考:『松江北高等学校百年史』(島根県立松江北高等学校)
