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【ミラノ五輪】好調・高梨沙羅をまたも待ち受けるスキージャンプ「魔のスーツ規定」の不都合な真実

【ミラノ五輪】好調・高梨沙羅をまたも待ち受けるスキージャンプ「魔のスーツ規定」の不都合な真実

画像はAIで生成したイメージ

1月28日の羽田空港には、この日4度目の夢舞台へと向かうスキージャンプ女子日本代表・高梨沙羅(29)の姿があった。

「残り少ない期間、できる限りの手を尽くしたい。自分ぐらいは自分に期待してあげたい」――。今月国内で行われたW杯4戦を終え、最高8位ながらも助走の安定に手応えを掴んだレジェンドは、そう言い残して決戦の地・欧州へと飛び立った。

2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪。注目されるのは、前回・北京大会の混合団体で彼女を襲った「スーツ規定違反」の悪夢をいかに払拭するかだろう。だが、ジャンプ競技の現場関係者からは、またも「戦う相手はライバルだけではない」と危惧する声が上がっている。

「今シーズンからFIS(国際スキー・スノーボード連盟)はさらに規制を強化し、サッカーのような『イエローカード・レッドカード制』を導入しました。1度の失格で警告(イエロー)、2度目で次戦出場停止(レッド)という過酷な罰則です。高梨のようなスター選手は常にマークが厳しく、わずかな誤差も許されない。北京の時もそうでしたが、1回目はパスしたのに2回目で失格になるという、選手の体調変化すら無視した硬直的な運用が今も続いているのです」(日本スポーツ協会担当記者)

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金以上に欲しているのは自分なりの「答え」か

さらに、判定を下す側の“不都合な真実”も根深い。FISを良く知る関係者は、匿名を条件にこう明かした。

「実はトップレベルの大会であっても、現場の審判員の中に『ジャンプ競技の経験が全くない』者が含まれているケースがある。ルールを文言通りに解釈するだけの素人が、人生を懸けたジャンプを裁く。この矛盾に、高梨だけでなく海外の有力選手からも怒りの声が上がっているのは公然の事実です」

こうした逆風の中、高梨は4年前から練習拠点をスキージャンプの聖地・スロベニアに移した。言葉も通じない地で、ただひたすらに「誰にも文句を言わせないジャンプ」と「自分の体に嘘をつかないスーツ」を追求してきた。

「スロベニアでの孤独な修行を経て、彼女の精神力は以前とは比較にならないほど強靭になった。男女を通じて歴代最多のW杯63勝という記録を持つ彼女が、最後に求めているのは金メダル獲得以上に、4年間の葛藤に対する自分なりの『答え』のようです」(前出・日本スポーツ協会担当記者)

不条理な「魔のスーツ」に翻弄され続けた4年間。ミラノの空で高梨が観客を沸かせる瞬間を、日本中が待ち望んでいるのは疑いようのない事実だろう。

配信元: 週刊実話WEB

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