アーチ窓と木のぬくもりが温かい憩いの場
階段を上った2階には、46席の閲覧席が設けられています。
大きなアーチ型の窓の向こうには、緑がいっぱいに広がり、自然を眺めながらゆったり過ごせます。
また、仕切り付きの席もあり、静かに読書や勉強に集中できる環境が整っています。
東京の歴史を感じる貴重な古地図たち
ユニークなのが、2階の「郷土資料室」。
江戸時代初期に埋め立てが進んだ江東区は、武家屋敷や町人地として整備され、材木商・問屋・職人などが集まる下町として庶民文化が花開きました。
この郷土資料室には、そんな江東区の江戸期から現代までの歴史を伝える地図や文献が収蔵されています。
こちらは、江戸時代に全国を歩いて測量し、日本地図を完成させた伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図 伊能中図」です。
伊能忠敬は55歳から測量を始め、17年かけて約4万キロを歩き、前人未到の偉業を成し遂げました。
一方、浮世絵師・石川流宣(とものぶ)が描いた「日本海山潮陸図」は、色鮮やかで芸術性も高く、アートとしての地図の魅力に触れることができます。
古地図を眺めながら、浅草寺など現存する建造物を見つけると、今とのつながりを感じられるのも楽しみのひとつです。
