NOAHで再デビューした稲畑勝巳が、Eitaへの直訴を実らせ、再デビューからわずか1ヶ月で『NOAH Jr. TAG LEAGUE 2026』出場を果たす。
昨年JTOを退団し、練習生としてNOAHに入門。イチからやり直して再デビューを果たした。そして自力初勝利を上げた1・25大阪大会でジュニアタッグリーグ戦を熱望。すでにTBA(後日発表)枠で“大物選手"との出場を予定していたEitaに熱意をぶつけ、Eitaも「すべてを捨てて、ゼロからやり直す」ことを条件に承諾した。
昨年も大物選手との出場を予定していたEitaだが、小田嶋大樹の熱意に押されて直前で翻意。チーム名『TBA』と名付けて小田嶋と出場した。はからずも今年も同じシチュエーションに。インタビューでは稲畑の現状を踏まえて、改めて手厳しいゲキを飛ばした――。
【Eita&稲畑組インタビュー】
――改めてリーグ戦に名乗りを上げた理由を
▼稲畑「今年NOAHで再デビューさせていただいたんですけど、やはり少しでも早くトップに食い込めるようになりたくて、ずっと何かきっかけが欲しいと思っていました。なので大阪で初めて自力で勝利をつかんだタイミングで、思い切ってアピールさせていただきました」
――なぜEitaさんと組んで出たいと思った?
▼稲畑「1月12日の前橋大会でEitaさんに負けたんですが、その中でEitaさんの奥深さを感じて。もちろん“ノアジュニアの顔"ですし、Eitaさんから吸収できるものは絶対あると思ったので。技とかスタイルだけじゃなくて、本当にいろんなものを学べる存在だと思ったので、何度拒否されても食らいつきました」
――もともとEitaさんは別の“大物選手"との出場を予告していましたが…
▼Eita「そうですね、去年のリーグ戦でも組もうと思っていた選手がいて。結局その時は小田嶋君と組みました。今回こそ、その選手と一緒に出て本当に勝ちを、優勝を取りに行きたいなと思ってたんで。最後残り一枠のサプライズ!みたいな感じで発表できれば…と思っていたんですけど、大阪でのマイクで稲畑君から、あれだけ『どうしても組みたい』と言われて、現状を変えたいという思いを感じて、組むことにしました。ただ正直、ファンからの反応が薄かったんですよね…。おそらく僕と大物選手が組むところを見たかったと思うんですけど、その大物選手は器の大きい人。1年でも2年でも全然待つよって言ってくれる選手なんで、葛藤は凄くありましたけど、今回は稲畑君と勝負してみよう…っていう気持ちになりました」
――そこでEitaさんが出した条件が『今までのすべてを捨てるつもりで来るなら組んでやる』でした
▼Eita「稲畑君と戦ったり、組んだりもしましたけど、その試合の運び方に“昔の心残り"が見えるんで。『ゼロからのスタート、すべて捨てた』って言ってたのに、ちょっと“こなれた感じ"が見えるのが気になった。だから、もう本当にゼロから、もう本当に全部捨てて…っていう条件を出しました」
――積み上げてきたものを活かすより、もっと大切なものがあると?
▼Eita「うん、覚悟を決めてNOAHに来たワケじゃないですか。だから、今までと同じことをやっていたら『結局、何も変わってないじゃん』ってファンの人たちにも受け止められると思うんで。もう技とかじゃなくて、気持ちですよね。その気持ちをどれだけみせられるか」
――稲畑選手はEitaさんの言葉を受けて?
▼稲畑「再デビューさせていただいてからのスタイルは、NOAHで学んだことと、今までやってきたことの“ミックス"だったんですが、『それではゼロからのスタートじゃない』ってことを見透かされてたんだと思います。なので気持ちだけじゃなくて、技も含めて、JTO時代から使っていたものはリセットして臨みます」
――昨年はEita&小田嶋組が“TBA"(後日発表)枠として出場しました
▼稲畑「そのTBAを経て、その後小田嶋さんはGHCジュニアタッグのチャンピオンになりました。今年に入ってジュニアのシングルのベルトにも挑戦しましたし、自分もセコンドで見ていて凄く刺激になった。小田嶋さんは自分と同い年なので、ライバル心を持ってる部分もあるので」
▼Eita「小田嶋君と組んだ時も、自分が経験してきたこと、学んできたことを彼に伝えましたけど、それを小田嶋君なりに受け止めて、今の状況まで上がっていった。今回も助言は全然します。ただそこをどう受け止めるかはもう稲畑君次第なんで。小田嶋大樹みたいになりたい!っていうのは分かりますけど、じゃあそのためにどうするか?っていうのは、自分で考えないと意味がない。」
――改めてリーグ戦に向けて気になるチームは?
▼稲畑「まずは何よりも初戦。自分の覚悟を感じてもらうためにも、自分を見せれらるか重要になってくるので。タダスケ選手と政岡選手には、昨日の大阪大会でもボコボコにされたのでやり返したい。(政岡から)“豊中の恥"と言われたのも、正直悔しいです。僕は豊中出身を誇りに思っています。悪い手でのし上がるより、正々堂々と戦って、プロレスリング・ノアの稲畑勝巳を皆さんに見てほしいです」
▼Eita「僕はすべてのチームが気になるんで、特定のチームはないですね。どこと試合しても面白い感じにはなるかなって思ってますね」
――改めてどんな意義のあるリーグ戦にしたい?
▼稲畑「このタックリーグ戦を通じてのテーマは自分の“覚悟"を見せたい。それが一番です」
▼Eita「まずはNOAHのファンに“稲畑勝巳"という存在を刻み込むことだと思いますね。ほかの新人の子たちもいる中で出場するワケですから、『よくやった』だけで終わってほしくはない。勝敗とかじゃなくって、何かを残して欲しい。Eitaと組んだからどうのこうの…じゃなくって、まずは自分を変える姿をお客さんに見せるっていうのが一番だと思います」
――そしてこのリーグ戦を通じてつかみみ取りたいものは?
▼稲畑「狙うはもちろん優勝ですし、トップに食い込めるだけの力があることも示したい。もちろんEitaさんがおっしゃっていた通り、ジュニアタッグのチャンピオンも狙うつもりなので、ロス・イントカブレス(ダガ&小田嶋組)との一戦は今の自分にとって大切な試合です。ここで結果を出せれば、少しずつでもチャンピオンに近づけると思うので、全力でぶつかります」
▼Eita「きっちり稲畑君を引き上げて、結果を残せば、自分自身に“新しい顔"ができるんじゃないかな、とは思っていますね」
――小田嶋大樹に続いて若手を引っ張り上げる名伯楽的な…
▼Eita「多分これはほかのノアジュニアの所属選手にはできないことだと思ってるんで。やるからには若手をどんどん引き上げて、結果を残して。それでこそ“ノアジュニアの顔"だと思うんでね」
――最後に改めて意気込みを
▼稲畑「NOAHで再デビューして1ヶ月になりますが、自分は覚悟をもってNOAHに来ました。リーグ戦を通して、少しでもその気持ちが皆さんに伝われば嬉しいです。まだまだですが、全力で戦いますので、応援よろしくお願いします」
▼Eita「稲畑君がいう“覚悟"。本当に厳しい目で見てほしい。ダメだったら別に応援しなくてもいいし、熱や覚悟が伝わったら応援してください」

