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34歳女性、生まれて初めてシール交換をしたら「お見合い」みたいになった

34歳女性、生まれて初めてシール交換をしたら「お見合い」みたいになった

全国で爆発的なブームとなっている、シール。筆者も現在どハマりしており、先日は大阪・梅田で開催された『シールフェスティバル』なるものにまで参加をしている。

──だが、一人でシールを集め続けて思ったことがある。それは「シール交換をしてみたい」ということ。

先日、念願かなって人生初めてのシール交換会をしてきたので、そのレポートをお届けしよう。ネタバレをしてしまうと、あまりにも楽しくて今でも余韻に浸っています……。

【写真】筆者のシール帳はこんな感じ

・シール交換してみたい!

筆者は現在34歳。聞くところによると、同年代の女性の多くは子どもの頃にシールブームを経験し、友達とシール交換をしたことがあるらしい。

しかし筆者は田舎育ち&お小遣いの少なさにより、その文化に触れられないまま大人になった。

……だからこそ、キラキラ光る可愛いシールを集めてはシール帳に貼っていくたび、心が満たされると同時に虚しさもこみあげていた。

せっかくお気に入りのシール帳を作るんだから、この喜びを分かち合ってみたい。つまりシール交換をしてみたい。

そう、残念ながら筆者には友達が少ない。このまま一生一人でシールを集め続けるしかないんだろうか?

──そんなある日、ひょんなことからシール交換のチャンスに巡り合うことになった。お相手は、とある雑貨屋のシール売り場で出会った女性、Yさん。

ちょっとしたきっかけで世間話をしたところ子どもの誕生日が1日違いだと判明し、勝手に運命を感じてしまった筆者は 思わずこう聞いてしまった。

「シール帳って作ってますか?」

残念ながらこの日は持っていなかったものの、「自宅にはあります」とのこと。ドキドキしながらラインを交換し、後日会う約束をした。

その夜の筆者の心臓はバクバク。

「Yさんはどんなシールを持っているんだろう?」
「ガッカリされないように、なるべくいいシールを持って行くべきだよね?」
「でも、頑張り過ぎて逆に引かれたらどうしよう?」

その悩みっぷりはまるで初デート……いや違う、もっと緊張感がある。まるで「お見合い」みたいだ。

なるべくレアだけど手放しても辛くないシールを選んで、シール帳に貼っては悩む。

結局前日の夜まで迷い続け、2冊のシール帳を持って行くことにした。

・いざ、シール交換!

Yさんとは昼過ぎに待ち合わせ、まずはランチからスタート。

最初はお互い緊張していたが、子どもたちが泣いたり走ったりするうちに空気がほぐれ、子育てあるあるで盛り上がり始めた。

……あれ? 今日はシール交換会のつもりだったけど、これってもしかして人生初の “ママ友の会” でもあるのでは?

ママ友なんて一生できないと思っていた筆者にとって、これは思わぬ収穫だ。

1時間ほどが経ち、子どもたちが落ち着いた頃にはすっかり打ち解けていた。

そしてついにシール帳を取り出す……が、まず何をすればいいのかわからない。

戸惑う筆者に、Yさんが「中身見てもいいですか?」と声をかけてくれた。そうか。まずはお互いの手札を確認しないと、交換したいシールも決められないのだ。

再び真顔になって「よろしくお願いします」と自分のシール帳を差し出し、逆にYさんのものを受け取る。やっぱりまるで、お見合いみたいな緊張感だ。

そんな空気を破ったのは、パラッとページをめくってすぐのYさんの言葉。

「可愛い~っ!」
「たまごっちもあるんですか!?」
「エスターバニーめちゃ好きなんです!!」

大きなリアクションに、思わず照れつつもホッとした。っていうか……シール帳って “好き” の集合体だから、頭の中を覗かれているようで恥ずかしいな。

一方で、Yさんのシール帳を開いた筆者も驚いた。サンリオやディズニーや動物のボンボンドロップシール、うるちゅるポップシールなど、売り場ではまず見かけないようなレアなシールがところ狭しと並んでいる。

「すごいっ!」と言いながらも、内心焦っていた。

こんな貴重なシール、欲しいなんてとても言えないよぉ~っ!

だが、これはシール交換。お互いそのつもりで来ているのだから覚悟をするしかない。

「コレもらってもいいですか?」
「どうぞどうぞ。もっと大きいの取ってください」
「じゃあ、代わりにサンリオはどうですか?」

まるで取引のようにシールが行き来する。

欲しいシールを指定する瞬間は緊張するが、受け入れてもらえると、自分のシールを対等に扱ってもらえたようで嬉しくなる。

そのうち同じシリーズのシールを見つけたり、買った時のエピソードを聞いたり、好きなシールの話をしたりと盛り上がり始めた。楽しい! 楽しいぞ……!!

ただ物々交換をしているだけではない。そのシールを買ったストーリーや理由も込みでお互いの「好き」を交換しているような感覚。それでいて自分を開示するような重苦しさはなく、カジュアルに楽しくおしゃべりが進む。

そうか。シール交換って、女子会の一種だったんだ!

なお 後ほど聞いたところによると、前日まではYさんも筆者と同じように「ガッカリされるかも」「自分だけガチ勢だと思われたらどうしよう」なんて緊張していたらしい。

あぁ~、同じぐらいのシール好き同士で集まれて、本当に良かった!

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