現地時間1月26日、イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれたロサンゼルス・レイカーズとシカゴ・ブルズの一戦。バックコートの相棒オースティン・リーブスが負傷で離脱しているなか、レイカーズのドンチッチは38分間コートに立ち、46得点、7リバウンド、11アシストの大活躍でチームを128-117の勝利に導いた。
レイカーズにとってアウェー8連戦の4戦目となったこの試合、前半で17得点、9アシストを稼いだドンチッチは、後半にギアをさらに上げて第3クォーターだけで20得点を奪取。クォーター終盤には矢のようなパスでジャレッド・ヴァンダービルトのダンクを演出し、レイカーズファンのみならず敵地のファンも驚嘆させた。
ブルズの放送で解説を務める元選手のステイシー・キングは、このプレーに感服し、ドンチッチをNBA史上最高の選手の1人と比較した。
「みんな“次のマイケル・ジョーダン”を探しているけど、あれこそラリー・バードだ。生まれ変わりだよ。ラリー・バードのプレーを見たことがない子たちに言いたい。この選手が出すパスはまさにそう。ピストル・ピート(ピート・マラビッチ)風で、ラリー・バードを彷彿とさせるタイプのパスだ」
バードは206cm・100kgのフォワード。身体能力には恵まれていなかったが、類まれなバスケIQとシュート力、パスセンスを武器に、1980年代にボストン・セルティックスを3度の優勝に導いた。
今季レイカーズでフルシーズンを迎えた大型司令塔のドンチッチ(203cm・104kg)は、リーグトップの平均33.8点に加え、7.8リバウンド、8.8アシスト、1.54スティールをマーク。キャリア平均は29.0点、8.6リバウンド、8.3アシスト、1.26スティールで、平均24.3点、10.0リバウンド、6.3アシスト、1.73スティールのバードに引けを取らないスタッツを残している。
現役時代にバードと6年間共闘し、1981年にファイナルMVPに輝いたセドリック・マクスウェルは、2021年に『ニューヨーク・タイムズ』に次のように語っていた。
「はっきり言おう。彼はラリー・バードの生まれ変わりだ。もしバードが2020年代にプレーしていたら、まさにこんな感じだったはずだ。ルカは同じ年齢の頃のラリーよりも優れている。一番大きいのは、ルカが持つ傲慢さや自信だ。それは間違いなく、ラリー・バードの血を受け継いでいる」
キャリア全体で見れば、バードは13年間でMVP3回、優勝3回、ファイナルMVP2回など輝かしい実績を誇り、26歳のドンチッチと比較するには時期尚早かもしれない。
それでもスキルセットや闘争心、メンタリティといった部分を踏まえれば、ドンチッチを“現代版ラリー・バード”と形容しても大げさではないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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