2月の夜空に浮かぶ満月は、「スノームーン(Snow Moon)」と呼ばれています。1年で最も寒さが厳しいこの時期、静かな冬の夜にだけ現れる特別な満月です。
2026年のスノームーンは、東京の場合、2月2日(月)午前7時9分に満月の瞬間を迎えます。前日の夜から当日の朝にかけて、冬の星座と並ぶその姿は思わず見上げたくなる美しさです。
「スノームーン」とは? 名前に込められた冬の記憶
「スノームーン」とは、2月の満月につけられた伝統的な呼び名です。由来はとてもシンプルで、北アメリカでは2月が1年で最も雪の多い月であることが多く、先住民たちはこの満月を「雪の月」と呼んでいました。ちなみに同じ満月でも、春は「ピンクムーン」、夏は「ストロベリームーン」など、季節ごとに異なる名前がついています。
スノームーンは、その中でも最もストレートな、冬の厳しさをそのまま映した名前と言えるでしょう。部族によっては、狩りが難しく食料が不足しがちな時期だったことから、「ハンガームーン(飢餓の月)」と呼ぶこともありました。
満月の名前には、当時の暮らしや自然との向き合い方が色濃く刻まれているのです。
日本で見られる時間は? スノームーン観測のベストタイミング
2026年のスノームーンが完全な満月になるのは、2月2日(月)午前7時9分(日本時間・東京)です。ただし、この時間はすでに空が明るくなり始めているため、おすすめは前日の2月1日(日)の日没後から深夜にかけてです。
2月1日の夜、東の空から昇ってくる満月は、地平線近くにあるため、普段より大きく見えることがあります。これは“月の錯覚”と呼ばれる現象で、建物や山などの風景と重なることで、脳が月を巨大に感じてしまうために起こります。
さらに、地平線近くの月は、オレンジや黄色がかった色に見えることもあります。冬の澄んだ空気と相まって、幻想的な光景になることも少なくありません。

