満月は星と出会う夜でもある
今回のスノームーンは、ただ明るいだけではありません。
満月はかに座に位置し、有名な散開星団「プレセペ星団(M44/ビーハイブ星団)」の近くを通過します。この星団は、約1000個もの若い星が集まる“星の群れ”です。普段は双眼鏡や肉眼でも、ぼんやり確認できますが、今回は満月の強い光にかき消され、見つけるのは少し難しいかもしれません。
それでも、「あの明るい月のすぐそばに、星の集団が隠れている」と思いながら眺めるだけで、夜空の見え方は変わります。
また、この時期の夜空には、
・明るく輝く木星・ふたご座のカストルとポルックス・オリオン座の星々
こうした冬の主役たちも健在です。満月の夜は星が見えにくい反面、惑星や星座の配置を知る“天体観測の入門”としては最適とも言えるでしょう。
満月は「見る」だけでも楽しい天体イベント
2月の満月は、月面観察にも向いています。月全体が太陽の光を受けるため、“月の海”と呼ばれる模様がくっきり浮かび上がります。特別な望遠鏡がなくても大丈夫です。肉眼で眺めるだけでも、白と灰色のコントラストを十分に楽しめます。
写真に挑戦するなら、三脚を使い、ブレを防ぐだけで印象は大きく変わります。スノームーンは、派手な天文現象ではありません。けれど、寒い夜に空を見上げる理由を、そっと与えてくれる存在です。

