現地時間1月26日(日本時間27日、日付は以下同)は、2020年にヘリコプター事故で亡くなったコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の6回目の命日だった。現役選手やOBが彼との様々な思い出やエピソードを語るなか、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)は、2010年ファイナルの“舞台裏”を明かした。
同年のプレーオフ、ウェイド率いるヒートは1回戦でボストン・セルティックスに敗退。頂上決戦のカードは、彼らを破ったセルティックスと、コビー擁するレイカーズだった。
そのファイナルの最中、ウェイドはコビーから唐突にアドバイスを求められたという。『NBA on TNT』の番組内で、当時をこう振り返っている。
「プレーオフから脱落した私は、マイアミの『Prime 112(レストラン)』で座ってテレビを観ていた。すると、見知らぬ番号から何度も電話がかかってきた。何度目かの着信でようやく応答したら、コビーだったんだ。私は慌てて店の外に出たよ。
彼はこう言った。『ヘイ、ボストンがピック&ロールでこんな感じで俺をマークしてくる。どうしたらいい?』とね。『お前のピック&ロールはこのゲームでベストだ。お前らと彼ら(セルティックス)のシリーズは全部観た。彼らがブリッツしてきた時、ヘッジしてきた時、ソフトに守ってきた時、どう攻めればいい?』って聞いてきたんだ。
史上最高の選手の1人が、私みたいな若手にアドバイスを求めてきたんだよ。『このピック&ロールをどう攻めるか』を私に尋ねてきたんだ。次の試合を観ながら、私が言ったことを実践してくれることを願っていた。その後、彼がシリーズを支配する姿を見て、まるで私も彼のチャンピオンシップの一部になった気がしたよ」
2010年のファイナル、コビーは平均28.6点、8.0リバウンド、3.9アシスト、2.1スティールをマーク。レイカーズを連覇&16回目の優勝に導くとともに、個人としては5度目のリーグ制覇&2年連続のファイナルMVPに輝いた。
他球団の選手にも貪欲にアドバイスを求める。その尽きることのない飽くなき向上心が、彼をNBA史上最高の選手の1人たらしめたと言えよう。
構成●ダンクシュート編集部
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