何気ないLINEから始まった違和感
交際して2年になる彼から、ある日LINEが届きました。「合鍵作ったよ。来週渡すね!」
合鍵の写真も一緒に送られていて、半同棲の話が少しずつ出ていた時期だった私は、最初は素直に嬉しく感じました。関係が一歩前に進んだような気がして、「いよいよなんだな」と、少し胸が高鳴ったのを覚えています。
けれど、写真を保存しようと何気なく画面を拡大したその瞬間、胸の奥に小さな引っかかりが生まれました。
写真に映り込んでいたもの
鍵の横に、ピンク色のネイルをした女性の手が映り込んでいたのです。一瞬、見間違いだと思いました。
しかしよく見ると、テーブルの上には見覚えのあるマグカップがありました。それは、半年前に私が彼にプレゼントしたもの。
彼は「一人暮らし」だと言っていたはずでした。それなのに、そこには明らかに“私ではない誰か”の生活感があったのです。
