
2024年9月にシンガーソングライターの美咲とボカロPのさすけにより結成されたバンド・ミーマイナー。結成1年でイナズマロックフェスに出演を果たし、ソニー・ミュージックレーベルズの所属も発表されるなど“次に来るバンド”として注目され、精力的にライブ活動を続けている。日常に宿る愛のカタチを音楽として届けるミーマイナーの音楽ができる裏側や、ボーカル・ギターの美咲の歌詞製作の過程を覗き見られる連載「ミーマイナーの 歌詞にしなかったこと」をスタート。第1回は連載への想いを綴ってくれた。
■ボーカル・ギターの美咲より はじめに
ミーマイナーってバンドやってます。ボーカルギターの美咲です。2026年連載を始めることになりました。
「歌詞にしなかったこと」とは、曲にならなかったアイデア集ではなくて「歌詞として曲にのせる前の言葉たち」という意味です。この連載で出会ったくれた方もこれを機にミーマイナーの音楽と、私の生き様を楽しんでくれたら嬉しいです。新曲制作からリリースまでは時差があるからなんとも言えないですが…きっといつか君と出会う言葉たちだろうからリリースされた暁には優しく抱きしめてやってください。

■作詞について 心が震えた瞬間=“感情の種”を象っていきたい
私は、それが悲しみでも喜びでも、心が震えた瞬間を大切にすると決めていて、そういう瞬間だけを曲にしています。なぜなら音楽という芸術は、人生の本質――私が何を感じ、どんな価値観を持ち、何に感動し、何に悲しむのか――を、言葉ではなく音という形でこの世に残し、人に伝えるものだと思っているからです。
少し極端な話かもしれませんが、「どうしてもこれを表現したい」という衝動から生まれた曲は、たとえ何年経っても誰にも見つけてもらえなくても、評価されなくても、間違いなく芸術だと思います。その衝動が本物だったことを、自分だけは知っているし、その曲を聴くたびに、確かに存在した時間や感情に戻ることができるからです。
私は人生は記憶の集合体だと思っています。だから、戻れる時間があるということは、自分をちゃんと生きた証でもある。その「この感動をどうしても形にしたい」という熱い思いが、人の心を激しく揺さぶり、いつまでも印象に残る、唯一無二の作品になるのだと思います。
作詞となると、響きや視点までこだわり抜いた文章にしたいので曲になる時には何度も推敲したのち完成だけど、心が震えた瞬間っていう“感情の種”みたいなものをここに象っていきたいなと思いました。
私はどうしようもない事をぐるぐる考えてしまうのに、人に悩みを話すのは迷惑かな?と思ってしまう性格なので、曲にする事でなんとか消化しています。私の書く曲は誰にも分かってもらえなかった悲しみや孤独、ひとりごとです。そしてそれこそが、私という人間の本質です。とても個人的な価値観や出来事を綴っていくと思いますが、こんな風に生きてる人間も居るのだと、君の心の片隅に住まわせてもらえたら、もう一人じゃないからね。お互い!この独り言に共感してくれる人に出会いたいし、共感してもらえなくてもまずは読んでくれてありがとう。それだけで嬉しいです。奇跡みたいな事です。ありがとう。

■1月28日に新曲「レモンガール」をリリース!
1月28日に新曲「レモンガール」をリリースしました!この曲はリーダーのさすけさんが書いた曲です!私はミドルとかバラードが好きなので普段はあんまり疾走感系を聴かないんだけど、この曲はめちゃくちゃ好き!人生で1番好きなアップテンポ曲!具体的な描写や固有名詞を使うところがさすけ氏のひとつの特性だと思っていて、(今度その他の魅力もじっくり話したいな〜)その技術とセンスがもう本当に素晴らしい。
文章は目で楽しむのに対して、歌詞は耳で楽しむものだから、漢字でニュアンスを表現することはできないし、句読点も打てない。聞き慣れていない難しい単語を使った際には「ん?どういう意味だ?」と考えているうちに次へ次へと曲が進んでいってしまい入り込めない場合があると思う。でも、さすけ氏の歌詞は時系列や視点にまでこだわり抜かれた歌詞だから耳だけで楽しめるのは勿論、具体的なワードが情景を想像させるから頭でも楽しめるし、文章としても秀逸だから歌詞をじっくり読んでも楽しめる。本当に天才だと思う。メロディーと歌詞のハマりもすごく良くて、日本語の発音とほぼ変わりなく歌えるような工夫も散りばめられてるから、言葉の熱量や表情が伝わりやすいなと思う。MVも公開されました!レモンガールにぴったりのシチュエーションでかっこいい映像を撮っていただいたので曲と合わせて楽しんでもらえたら嬉しいです!

■次回からの「歌詞にしなかったこと」
今日は記念すべき初連載のご挨拶をさせて頂きました。次からは「歌詞にしなかったこと」や、メンバー紹介、バンドの裏事情などなど、私にしか書けないものを綴っていきます。お楽しみに!
ここまで読んでくれて本当にありがとう。こうやって連載ができるのも君がいてくれるからです。これからも一歩ずつ大切に進んでいきます。君の居場所になれますように!
美咲

