
10年以上のキャリアを持ちながら、一度はアイドルを「卒業」した山田せいあ。しかし彼女は再びToi Toi Toiの新メンバーとして戻ってきた。加入発表直後、自身のX(旧Twitter)で「インタビューしてほしい」「どうしても知ってほしい」と熱い思いを投稿し呼びかけており、WEBザテレビジョンの取材に応じてくれた。なぜ再びアイドルの世界に戻る決意をしたのか。その背景には、一度立ち止まったからこそ見えた景色と、抑えきれない情熱があった。
■インタビュー呼びかけ投稿の真意「こんなに良いグループが売れないのはおかしい」
――Xで「インタビューしてほしい!」と投稿されていましたね。あの投稿の真意は何だったのですか?
山田:あの投稿の真意は……今まで山田は10年以上アイドルをやってきて、北海道のご当地アイドルから上京して、バンドアイドルをやったり。プロデューサーさんが飛んじゃったり、解散しちゃったりもあって。「東京って怖いな、北海道帰りたいな」と思いながら活動していました。10年活動して一つの区切りをつけて、ご縁があってToi Toi Toiに入ったんですけど。
その10年、いろいろなアイドルをそばでも遠くでも見てきた私が、Toi Toi Toiに加入してから改めて「本当にめっちゃいいグループ」だと思ったんです。「こんなに良いのに売れないのはおかしい」って、すごく思って眠れない日が続いたんです。そのとどめがあの投稿でした。
――自分がアイドルを経験してきたからこそ…。自分の話を聞いてほしいんじゃなくて、Toi Toi Toiの良さを語りたかったんですね
山田:そうなんです! もう発信させてくれっていう。世の中に早く気づいてほしいっていう気持ちでした。
■肌を荒らしてぐうたら過ごした“何もしない期間”…それでも「もう一度歌いたい」と思わせたToi Toi Toiのライブ

――前のグループを辞める時は、アイドルを辞めるつもりだったんですか?
山田:はい。最後のライブで「これでアイドル卒業します」って言ったんですよ。
――辞めると決めた自分を、また動かしたものは何だったんでしょうか?
山田:何も考えない期間があったんです。アイドルを辞めて何をしようか考えた時に、なにもしないで過ごした時に「これやりたい」と思えたことをやろうと思ったんです。何も考えないで、好きなもの食べて、肌は荒らして、体型も気にせずぐうたら過ごしていて。
そうしたら、やっぱりお金も尽きてくるし、何かしなきゃと踊ってみたの活動やイベント出演を自分でやったりはしていたんですけど、夢を追いかけての活動じゃなかいので「自分は何になりたいのか」を毎日考えていました。そんなタイミングでアソビシステムからお話をいただいて、2025年10月のToi Toi Toi半周年ライブを見に行かせていただいたんです。
――ライブを見てどうでしたか?
山田:アイドルの後半の時期は、悔しい思いをたくさんして、他のアイドルさんを見るのも嫌になってしまっていたので、自分のやりたいことだけやって終わろうと思っていたんです。そんな、Toi Toi Toiのことも知らなった私がライブを見て、「歌いたい」って思ったんです。自分たちの楽曲で、自分たちの歌割があって、自分たちのファンがいるという景色がすごく羨ましくて。「もう一回あそこに立ちたいな」「もう一回アイドルやりたいな」って思わせてくれたのがToi Toi Toiだったので、加入を決めました。
■「私の人生もめちゃくちゃダークアイドル」オーディション番組を経ていない葛藤と、それを超える覚悟

――完全に消えたと思っていたアイドル熱が復活したんですね。
山田:はい。でも、オーディション番組(※ABEMAで配信中「Dark Idol」)も見させていただいたとき、「私はこのオーディションに参加していないけれど、入っていいのかな?」という葛藤はありました。でも…よく考えてみたら私の人生めちゃ「ダークアイドル」だなって思ったんです。
――番組には出ていなかったけれど、たくさんの悔しい体験はしてきたと。
山田:はい。ダークアイドルをやってきたと思います。やっぱり最初は怖かったですけれど、ファンの方にも時間をかけて認めてもらいたいです。自分にとっても人生の試練ですけれど、新しいことをやるからにはそれくらいのことはやらないといけないという気持ちもあって、自分にToi Toi Toiのこの環境はぴったりでした。
――新メンバーとして加入することに、メンバーの反応はどうでしたか?
山田:新メンバー加入は、既存メンバーが一番戸惑っているはずなのに、新体制でも一番優しく接してくれて本当にいい人たちなんです。私が驚いたのが、パフォーマンスに対してすごく真剣なこと。アイドルは事務所から指定されてスケジュールが埋まるのが普通なんですけれど、みんな暇さえあれば自主練で自らスケジュールを埋めてるんです。そんなパターンは私は初めてで。世の中に知られてほしいし、アイドル戦国時代はつづきますけれど、山田はアイドルをたくさん見てきたので、「天下を取れる」と思ったので、その気持ちを知ってほしくてついXに書いちゃったんです。
――それでいの一番にインタビューに来ました。
山田:本当にうれしいです。
■自分の夢からグループの夢へ。そして個人的な野望は「狩野英孝」と「氣志團万博」!

――ラストにToi Toi Toiとしての夢、山田せいあ個人としての夢を聞かせてください。
山田:今までは自分の個人的な夢ばかりだったんです。「自分が売れたい」という思いで動いていました(笑)。でもToi Toi Toiに入って、グループとして叶えたいものばかりが出てきました。豊洲PITに立ちたい、日本武道館に立ちたいというのはグループの夢です。
個人としては、狩野英孝さんと仕事したいです! 大好きでグッズも集めていて、楽曲提供をしていただきたいです! あと、「氣志團万博」に出演したいです。以前のアイドル時代に綾小路翔さんが注目してくれて呼んでいただいたことがあったんです。今度は自分の力で呼んでいただけるように頑張りたいです!
1月28日にEP『with Toi』が配信リリースされました。お披露目ライブで披露した4曲収録で、イチオシは『きみさがし』です。ぜひたくさん聴いてください。

