読売テレビ・日本テレビ系の木曜ドラマ『身代金は誘拐です』は、子どもを誘拐された夫婦が身代金ではなく別の子どもの誘拐を指示されて一線を越えてしまうノンストップ考察ミステリー。
annaでは一人娘を誘拐されてしまう元刑事の主人公・鷲尾武尊役の勝地涼さんに独占インタビュー。ドラマの見どころや関西のイメージ、大阪でよく行くお店などを伺いました。
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- 完璧に置き換えきれはしない物語だからこそ、リアリティーを持たせたい
- 関西は僕の演劇人生を育ててくれた場所
- 冷たい豆腐を熱々の鍋と一緒に食べるのにハマりました
完璧に置き換えきれはしない物語だからこそ、リアリティーを持たせたい
まずはこのタイトルを知ったときの印象から教えてください。
最初はタイトルがまだ仮の状態だったんですけど、今のタイトルになったときは、しっくり来たというか。自分の娘が誘拐されたけど犯人からの指示は、また違う子どもを誘拐しろという意味合いでの「身代金は誘拐です」。とても分かりやすくて、すごくいいなと思いました。誘拐された側が誘拐犯になるという設定はおもしろいと思いましたし、ワクワクしましたね。
勝地さんが今回演じられる鷲尾武尊は、どのような人物ですか?
正義感があって、警察官としても真っすぐに頑張っていたけれども、自分が誘拐犯を取り逃してしまったことで誰かが傷ついてしまう。武尊は自分が思っていた正義では事件を解決できなかったことで警察を辞めてしまうんですが、そういう部分も含めて本当に真っすぐな男だなと思いました。それぐらい武尊にとってその事件は、一生忘れられないトラウマなんだと思います。
ⓒytv
武尊は娘の身代金として誘拐をしろと迫られて葛藤しますが、勝地さんにとって「絶対にこれだけは手放せない」と思うものは何ですか?
やっぱり子どもはかけがえのないものですし、自分も子どもを助けるためにほかの子を誘拐しろという究極の選択を迫られた時には、一線を超えてしまうんじゃないかなという気持ちがあります。でもそこで「警察に連絡するな」と言われても、僕の場合はすぐに連絡してしまう気がします。そこは警察を信じようと考えるでしょうし。すごく難しい問題ですよね。でも、だからこそドラマとしておもしろい。自分に置き換えられるけど、完璧に置き換えきれはしない物語だからこそ、そこにリアリティーを持たせる芝居をちゃんとしないといけないと思っています。
勝地さんは、すでに今作の真犯人をご存知なんですよね?
そうなんですよ。でも知らなかったら当てられたかどうかは自信がないです(笑)。少なくとも2話ぐらいの段階では真犯人が誰かを予想するのは難しいだろうなと思います。でも、勘のいい人だったら当てられるのかな......? 話を重ねるごとに新しい事実が分かっていくことで怪しい人もコロコロと変わっていくというか。そして犯人もただの悪じゃないというか、苦しんだことがあったからこその行動だったんだ……ということを加味して見ていただけたら一層楽しめると僕は思います。

