「俺たち相性最高じゃん」という言葉を信じていた日々
交際して1年半になる彼は、占いや相性診断が好きな人でした。
「見て、これ」「俺たち相性めっちゃいいらしいよ」
そんなふうに、嬉しそうにスマホ画面を見せてくる彼に、私も自然と笑顔になっていました。
正直、占いを本気で信じていたわけではありません。でも、「私たちは特別なんだ」と言われているようで、その言葉が少し誇らしかったのです。だからこそ、彼が言う「相性がいい」という言葉を、疑うことなく受け取っていました。
彼のスマホに映った「3件の保存結果」
ある日、彼の家で一緒に過ごしていたときのことです。彼がシャワーを浴びに行くと、テーブルの上に彼のスマートフォンはロックもかけずに置かれたままになっていました。
そのとき、相性診断アプリの保存画面が目に入ってしまったのです。そこには、診断結果が3件、並んで保存されていました。しかし、どれも私の名前ではありません。しかも保存日はそれぞれ違い、そのうちの1件は、ほんの数日前のもの。
診断結果には「相性抜群」「運命の相手」といった言葉が並んでいて、それは、彼が私に見せていた結果とまったく同じ内容でした。
胸の奥がひやっとしました。でも、この時点では、まだ決定的に冷めたわけではありません。問い詰める勇気もなく、私は何もなかったふりをして、その場をやり過ごしたのです。
