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「毎回ピック&ロールばかり」名手ガーネットが現代NBAに物申す「もっとチームバスケットを見たい」<DUNKSHOOT>

「毎回ピック&ロールばかり」名手ガーネットが現代NBAに物申す「もっとチームバスケットを見たい」<DUNKSHOOT>

NBAは世界最高峰のバスケットボールリーグとして知られる。現代のリーグではガードだけではなくビッグマンにも機動力と高いシュート力が求められ、1試合120点超えも珍しくない。

 今季のリーグの平均得点115.7は、過去50年で最多。さらに1試合の平均3ポイント成功数13.3本は、昨季の13.5本に次ぐ歴代2位の数字で、毎試合目まぐるしいオフェンシブなゲームが展開されている。

 ただ、1995年から2016年までNBAでプレーした殿堂入り選手のケビン・ガーネットは、現在のチームオフェンスに物足りなさを感じているようだ。

 ガーネットは、自身と元同僚のポール・ピアースがホストを務めるポッドキャスト『KG Certified』で、ピック&ロールの多用を問題視。「繰り返し同じプレーに頼ることで、予測可能な1対1の状況に陥ってしまう」と苦言を呈した。

「嫌なことがあるんだ。毎回毎回ピック&ロールばかりなんだよ。もっといろんなプレーが見たい。俺が相手と対峙したら、抜けたらパスを捌く。プレーメーキング、リムまで行く、フロート(ボールを浮かすようにして突くドリブル)してダンクする、みたいにね」

 ピック&ロールはプレーが容易かつ効果的なのが特徴だ。特に優秀なプレーメーカーとスクリーナーが組めば絶大な効果を発揮するが、ガーネットは「ピック&ロールだけに頼ると、ゲームが単調になる」と指摘する。
  現代のNBAの試合は、いかにマッチアップの不均衡を活かせるかが勝負のカギとなる。身長やスピードのミスマッチを突けばディフェンスは対応せざるを得ず、結果としてオープンショットやゴール下で得点チャンスが生まれる。

 しかしガーネットが理想とするのは、「チーム全員が絡み合い、お互いのためにプレーするバスケットボール」だという。

「ピック&ロールが多すぎるんだ。マッチアップがある時だけならいい。でも、毎回ピック&ロールばかりじゃダメだ。リーグではまだチームで組んだプレーを使っているのか?(全員が絡む)プレーはほとんど見られない」

 これは、元選手で現役引退後にフェニックス・サンズなどでヘッドコーチを務めたポール・ウエストファルの意見とも重なる。19年にウエストファルはオフェンスでの創造性の欠如を嘆いていた。

「今のスタイルは皆同じだ。コートを広く使い、最も遅いディフェンダーにピック&ロールを仕掛け、コーナーに数人のシューターを置く。個々のチームが独自のオフェンスを持つことはない。型にはまって、3ポイント頼みになりすぎているんだ」

 選手たちのスキルが年々向上しているのは間違いない。一方で、レジェンド2人が指摘するように、ピック&ロールや3ポイントの多用によって試合が単調になっているのも事実だろう。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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