現地時間1月28日(日本時間29日)、オハイオ州クリーブランドにあるロケット・アリーナで、クリーブランド・キャバリアーズ対ロサンゼルス・レイカーズの試合が行なわれた。
この一戦は、オハイオ州アクロンで生まれ育ったレイカーズのレブロン・ジェームズにとって、地元球団への凱旋試合となった。計11シーズン在籍し、2016年にはフランチャイズに初優勝をもたらした英雄の帰還とあって、キャバリアーズ側も第1クォーター途中にトリビュートビデオを上映。これを観たレブロンは思わず涙を流すなど、感動的な時間が流れた。
ただ、試合はキャバリアーズが129-99で圧勝。そしてゲーム後のヒーローインタビュー中、物議を醸す発言がキャバリアーズの選手から飛び出した。
チームトップの25得点をマークしたドノバン・ミッチェルがレポーターから「レブロンはこの街にどんな影響を与えた?」と問われると、横にいたジェイロン・タイソンが遮るように「今はドノバン・ミッチェルの街だ」とコメント。
ミッチェルがすぐさま「その気持ちは嬉しいけど、結局はレブロンが基盤を築いたんだ。彼がここで声援を得るのは当然さ。50数年ぶりの初優勝だったんだからね」とフォローしたものの、これがレブロンに対して敬意を欠く発言だと批判されてしまったのだ。
試合後の会見でキャリア2年目のタイソンは、レブロンのレガシーを貶めるような意図は一切なかったと謝罪した。
「リスペクトを欠くような意図はまったくなかった。ブロンは、このスポーツ史上最高の選手の1人。彼のおかげで、僕は子どもの頃からキャバリアーズのファンだった。もし誰かを不快にさせてしまったのなら申し訳ない。僕の責任だ」
タイソンが同僚であり現エースのミッチェルを持ち上げる発言をするのはチームメイトとして称賛に値する。また、「“今は”ミッチェルの街」と述べているように、レブロンの過去のレガシーを貶める意図はないことも、会見での本人の言葉からうかがえる。
とはいえ、クリーブランドのファンにとって“キング”は特別な存在であり、これから何十年経とうと、どんなスターが現われようとそれは変わらない。それだけに、ファンが過剰に反応してしまったのも無理はないのかもしれない。
この日は20得点をあげ勝利の立役者の1人となっていたタイソン。だが、試合後の“事件”を経て、言葉や表現の難しさを痛感したに違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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