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【バイタルエリアの仕事人】vol.60 渡邉新太|「特徴がないのが特徴」「調整に入れば衰える一方。行けるところまで行く」30歳で5年ぶり2度目。水戸新10番の覚悟

【バイタルエリアの仕事人】vol.60 渡邉新太|「特徴がないのが特徴」「調整に入れば衰える一方。行けるところまで行く」30歳で5年ぶり2度目。水戸新10番の覚悟


 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第60回は、水戸ホーリーホック加入1年目の昨季に13ゴール7アシストをマークし、J1初昇格の立役者となった渡邉新太だ。

【前編】主将ながら契約満了→初J1の立役者に「反骨心は常にある。なくなったら終わり」「自分への期待も込めて70点」

 前編では現在のコンディションをはじめ、怪我から復帰するまで、J2制覇に関する話を訊いた。後編では、30歳のストライカーのよりパーソナルな部分に迫る。

 アルビレックス新潟、大分トリニータ、水戸でプレーしているなかで、自身の1番の武器、バイタルエリアで意識している部分、背番号を7から10に変えた理由を尋ねた。

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 あまり特徴がないのが自分の特徴だと思っています。平均的にやれるというか。スピードがめっちゃあるわけでもないし、背が高くて身体が強いわけでもないし、ポストプレーが1番得意というわけでもないので…特徴がないのが意外と特徴だったりするのかな。

 ポジションへのこだわりもあまりないですね。フォワードに入る時とシャドーに入る時では、役割は全然違いますけど、それぞれの楽しさがあるので、そこまでこだわりはないです。大卒で新潟に入った時はフォワード、“ザ・ストライカー”みたいな感じだったんですけど、大分に行ってシャドーを務める機会が増えて、ユーティリティ性が培われたのかなと思います。

 バイタルエリアで意識しているのは、まずゴールですね。相手にとって1番怖いプレーはやっぱりゴールを目指されることだと思うので、最初にシュートという選択肢を入れています。バイタルエリアに限らず、常にまず得点をイメージしています。

 背番号に関しては、あんまり理由はないんですけど、番号を決める時に「変わらず7でいいよ」みたいな話をしていたら、「10が空いたけどどうしますか」と本当に軽いノリで聞かれて。結局「着けたい人がいないなら、じゃあ着けるわ」ってことになりました。個人的には番号でプレッシャーは感じないし、こだわりも特にないです。

 でも、そういう話題性ですよね。絶対取材とかで聞かれると思ったし、ピックアップされると思ったので。あとは、10番を着ける機会って中々ないじゃないですか。そういうのも含めて、プロで着けたことがなかったので着けました。10番は小学生以来ですね。
 サッカー界の10番はエースナンバーとして知られ、数々の名手が背負ってきた。水戸の新10番が思い描く10番像は、一体どんなものなのか。

 また、渡邉はどんな選手に夢中になってきたのか。弊社発行の2025年Jリーグ選手名鑑でのアンケートでは、好きな海外選手にコール・パーマーを挙げていたなか、“いち視聴者”としての海外サッカーの話題も掘り下げた。

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 10番でイメージする特定の選手はあまりいないですけど、昔だったらゲームメーカーやテクニシャンのイメージでした。でも、今の現代サッカーで自分が想像する10番は、やっぱり「勝たせられる選手」。決定的な仕事をする、ハードワークもする。そういうチームを勝たせられる選手が10番を着けるべきなのかなって思います。

 子どもの頃を振り返ると、サッカーはそんなに見てなかったです。その時代はDAZNとかもなくて、海外サッカーをコンテンツとして見れる機会がそこまでなかったので…。日韓ワールドカップの時の(ブラジル代表の)ロナウドとかはすごく見ていました。印象的です。

 好きな選手はその時々で結構違うんですよ。去年アンケートに答えた時はパーマーがチェルシーでめちゃくちゃ活躍していたので、パーマーを挙げました。見ていてめっちゃ楽しいし、別に自分が憧れているとかはないけど、シンプルにいちサッカーファンとして、すごいなと思っていました。
 昨年8月に節目の30歳の誕生日を迎えた。年齢に関するところでいうと、渡邉は当時J1の大分在籍で25歳だった2021年に、「25歳はサッカー選手として若くない。サッカー選手は選手生命も短いので、焦りを感じています」と語っていた。

 それから5年が経ち、30代に突入。そして自身5年ぶり2度目のJ1での戦いが間近に迫る今、渡邉は年齢をどう捉えているのか。秋春制への移行を前に、半年間という異例の短縮シーズンとなる今季への意気込みとともに教えてもらった。

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 30歳になって「自分の中でもう1個ギアを上げていこう」という意識です。もう1個、2個上げていかないとすぐ衰えると思います。もっと長くプレーヤーとしてやるんだったら、ここで調整に入っちゃうと衰える一方なので、若い時以上に練習からギアを上げてやっていこうと思っています。

 5年前に言った「焦り」というのは、多分ですけど、25歳の時にJ1で活躍している同い年の選手がいっぱいいたなかでの危機感だったと思います。大分に移籍した時はJ1での挑戦で、そこからずっとJ1でやるつもりでいたので…。昨年30歳になりましたけど、達成感や満足感は全くないです。

 新シーズンは、昇降格がないのでチャレンジができると思います。もちろん勝ちに行きますけど、チャレンジする部分はすごく出てくる。8月から始まる次のシーズンに向けて、どれだけチームとして完成度を上げられるのか、大事な期間になると思います。僕自身も初めての経験なのでどうなるかあまり想像がつかないですけど、チャレンジするチームはどんどん出てくると思います。

 自分たちの目標としては、今取り組んでいるサッカーにどれだけチャレンジして、自信を持ってやれるかがすごく大事になると思います。個人としては、変わらず結果にこだわることと、まずは怪我なく半シーズンをしっかり戦って、2026-27シーズンにハイパフォーマンスを出せればいいかなと思います。

 個人的な数字での目標はないです。あんまり言わないようにしているんですよね(笑)。怪我なく出続ければ結果はついてくると思うし、出せる自信もあります。行けるところまで行きます。

※このシリーズ了

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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