
広島の攻撃陣で興味深い競争。2人のシャドーが意気軒高「自分が引っ張る気持ちで」「結果は貪欲に狙っていきたい」
バルトシュ・ガウル新体制の広島は、1月21日から宮崎に入って攻撃をテーマにキャンプを行なっている。そのなかで攻撃陣はそれぞれが新監督の与えるタスクや狙いを理解しながらアピールしており、とても興味深い競争が繰り広げられている。
石垣島で行なわれた一次キャンプのトレーニングマッチからゴールを挙げている加藤陸次樹は、宮崎キャンプでも好調をキープしている。自信をどんどん膨らませながら新11番が開幕に向かっているなかで、同じく自信を持って自分の良さをアピールしているのが40番の小原基樹だ。
GKからビルドアップをして攻撃を構築していくことにもトライしているなかで、シャドーは相手の中間ポジションを取ってボールを受けることも重要な役割の一つだ。その点において小原は優れており、水を得た魚のようにイキイキとピッチを駆けている。
「ボールを大事にしたい監督ですし、そのへんで僕とサッカー観が合う部分もあると思う。良いポジションを取って常に相手の嫌な位置でボールを受けることを意識しているし、そこでターンして1枚剥がせれば必ず大きなチャンスになる。それが自分の持ち味でもあるし、だからそこに置いてもらっていると思うんで、発揮していきたい」
2024年に広島に加入したアタッカーは、前監督のもとでなかなかチャンスを掴めず昨年の夏には新潟へ活躍の場を求め、今年に再び紫のユニホームを着て挑戦している。
「本当にこのチームにまったく貢献できてないので、今年は頭から自分が引っ張る気持ちでやらなきゃいけないと思っている。本当にこのチームの勝利に貢献できるように頑張ります」
自分の持ち味を必要としてくれていると感じられる監督のもとで、25歳のアタッカーはチャンスを掴み取れるのか。
中村草太は一次キャンプで体調を崩して出遅れたが、状態は上向きだ。そして、新監督のサッカーの中で自分の良さを活かしていくイメージも膨らませている。
「細かいところでシャドーに求められることは、去年と異なる部分があるんですけど、結局サッカーは点を取るスポーツ。練習ではビルドアップして自分たちが優位に試合を進めることをやっていますけど、それでもやっぱり相手の背後っていう一番相手の嫌なところを突く動きは、監督も重要にしていると思っていますし、そこで自分の特長を活かしたい。自分の特長は消さずにやっていきたいと思っています」
背後を突くスピードとゴール前で発揮するクオリティは、リーグでも屈指のレベルにあることを昨季のプロ1年目で示した中村は、さらなる高みだけを見据えて2年目に臨んでいる。
「昨シーズンを、すべての面で超えたい。平均的なパフォーマンスのレベルもそうですし、目に見える結果もそう。特に結果は貪欲に狙っていきたい」
ピッチに立てばゲームの支配力を高めて決定的なプレーを見せる35歳のベテラン、トルガイ・アルスランもしっかりと照準を開幕に合わせて上げてきている。前線の組み合わせは幾通りものパターンが考えられ、ガウル監督のメンバーを決める作業は大変なものになってきたが、広島は開幕後にACLEも並行して戦っていく。多くのアタッカーがそれぞれの特長を活かしてアピールしている状況は、指揮官にとって喜ばしい状況であることは間違いない。
取材・文●寺田弘幸
【画像】日向坂や乃木坂の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jリーグのスタジアムに華を添えるゲストを特集
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
