2026年1月28日からスシローで始まった『天下の魚市場 豊洲×スシロー』に、とても気になるメニューを見つけた。
公式HPでも主力のようにアピールされている、煮詰めと酢洗いした寿司だ。煮詰めも酢洗いも、トラディショナルな料理のスタイル。しかし回転寿司では珍しい。
・江戸前
煮詰めは、何かしらからとった煮汁に醤油や酒などを入れて味を調えた、とろみのあるタレだ。
醤油、みりん、そして砂糖だけを煮詰めて作る醤油だれ とビジュアルは一緒だが、ベースに煮汁が使われているため、風味の複雑さと旨味は全く異なる。
寿司屋の中には、大将が日本料理屋やフランス料理屋などで修業した過去があり、そこで得た経験を活かした独創性のある煮詰めを食べられたりする。
酢洗いは、酢にくぐらせて臭みやぬめりを取りつつ、身を引き締める手法。一般家庭でも行われるやつだ。
自宅で刺身を作る時に、可もなく不可もない感じの刺身用の さく でも、軽く酢洗いしてやると美味さのランクが明らかに増すのはよく知られていると思う。
しかし回転寿司チェーン各社ではあまり見ない。まあ、洗うのに手間がかかるし、使ったお酢は捨てますしね。
今回スシローで出てくるのは、豊洲「大和寿司」が監修した煮詰めと酢洗いの握りだそう。煮詰めには穴子を使っており、酢洗いしたのはイワシだ。
・美味い
ということでスシローへ。今回の私の目当ては煮詰めと酢洗い。メニューを見ると、ちょうどその両方が含まれた「江戸前の匠すし 3貫盛り」があるではないか。
待つことしばし。到着したのがこちら。
細長いタイプのイワシ。
食べると……おお、このイワシの握りは本当に美味いぞ! ギュッと締まった身。ピリッと香るトップの生姜と爽やかな酸味をまとったイワシの相性は最高だ!
これは、本当に私の想像を超えてきた。酢洗いはほぼ確定で生魚を美味くする。ゆえに普通のイワシの握りより美味いのは普通だが、なんだろうこれは。マジで美味いぞ!!
あまりの美味さに逆上した私は、単品の「いわしの江戸前酢洗い」もオーダーしてしまった。
回転寿司では凄まじい当たり個体に合うこともあれば、その逆もある。今回は特別に美味いヤツが当たっただけかもしれない。単品も食べてみなければ判断がつかない。
そして届いたのがこちら。おや、3貫盛りとは切り方が異なるようだ。
しかし美味さはこちらもガチなまま! やっぱり今回のスシローのイワシは美味いぞ!! 今までスシローで食べたイワシの中で、一番美味いかもしれない。
続いては煮詰めだ。炙り本だこに、煮詰めをかけたもよう。これも美味い! このタコは良いぞ。プリプリでトロトロだ。そして煮詰めのクオリティ。
皆さんも試しに、煮詰めだけ味わってみると良いだろう。ただの醤油だれ と異なる旨味を感じられる。
さて、煮詰めも単品が存在する。「煮あわび 江戸前煮詰めがけ」だ。こちらは「築地 わたなべ」の渡辺商店の監修らしい。
これもよくできている。アワビの食感がとてもいい。柔らかいのだが、ほど良い硬さが保たれている。穴子ベースの煮詰めとの相性も良いようだ。
ということで、『天下の魚市場 豊洲×スシロー』。現在スシロー関連は2月4日からのジョジョコラボに注目が集まっているが、現在実施中の豊洲コラボの美味さはガチだ! 特に「いわしの江戸前酢洗い」。今のスシローはイワシがアツい!
