米国スキー界に激震が走った。
2010年バンクーバー五輪アルペンスキー女子ダウンヒル金メダリストのリンゼイ・ボンが、スイスで行なわれたアルペンスキーのワールドカップ(W杯)女子ダウンヒルのレース中にクラッシュし、左ひざを負傷したことを明かした。
前五輪女王が、まさかのアクシデントだ。41歳のボンは急勾配を滑走中に大転倒。ジャンプの着地時にバランスを崩して膝を負傷した。自力でスキーを履いて斜面を下りたものの痛みは引かず、ボンはその後ヘリコプターで搬送されたという。
怪我について同選手は、「現在、医師やチームと状況について話し合っており、引き続き詳しい検査を受けています」と説明。ミラノ・コルティナ五輪の開幕まで、あと7日というタイミングでの負傷に「非常に厳しい結果」と率直な心境を述べた。
それでも、「ひとつ確かなことがあるとすれば、私は復活する方法を知っているということ。私のオリンピックの夢は終わっていない」と力強く宣言。5度目のオリンピック出場へ諦めておらず、ベテランは意欲を示した。
また、現地で処置にあたった医療スタッフに向け「素晴らしいケアに心から感謝」とSNSに綴ったボンは、同じレースで大きなクラッシュと負傷に見舞われたノルウェー代表のマルテ・モンセンを気遣うメッセージを掲載。心優しい一面をみせた。大会は同選手だけでなく、他の選手も負傷が続出。結局、視界不良を理由に打ち切られて中止となった。
この悲報にファンからは、「なんてこと」「最悪のタイミング!」「きっとすぐに戻ってこられる!」「心配だ」「本当に胸が痛むタイミング」「五輪1週間前にレースなんて無かったら...」「コースや滑走ラインに何か問題があったのか?」「ヘリで搬送されたの?」などと、心配の声が上がった。
ボンは2002年ソルトレークシティー五輪に17歳で初出場。10年バンクーバー五輪のダウンヒルを制し初の金メダルに輝くと、スーパー大回転で銅メダル。異なる種目で2つのメダルを収める快挙を飾った。18年平昌五輪のダウンヒルでは銅メダルを獲得した。19年に引退したが、24年に復帰。出場すればメダル候補の呼び声もあり、レジェンドの容態は非常に心配だ。
構成●THE DIGEST編集部
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