・公式SNS・口コミで最新情報をチェック
次に、目的のパビリオンがある方に注意しておいてほしいのが、その入場方法だ。
パビリオンの入場方法は場所によってバラバラ。さらにややこしいことには、閉幕が近づき来場者が急増した影響もあってか、入場・予約方式が日や時間によって変わることもあるのだ。
主な入場方法をお伝えすると、
・完全予約制
・予約もできるが列に並ぶことも可能
・予約ナシで列に並ぶ
・列に並ぶが人が増えたら一旦締め切り、人が減ったら受け入れを再開する
・予約制だが、特定時間帯のみ並ぶことも可能
といったイメージ。
中には万博の予約サイトだけでなく、パビリオンの公式LINEやSNS上で抽選がおこなわれる場合もあるため、とにかく情報収集がカギになる。後悔のないよう、公式SNSの発信や来場者の口コミをチェックしておこう。
・当日予約はほどほどに
せっかく万博に来たからには、できるだけたくさんのパビリオンに入りたい。多くの人が望んでいることであろう。
そこで活用するのが、先ほどもチラッと話が出たパビリオンの入場予約だ。主な予約方法としては、「2か月前抽選」「7日前抽選」「空き枠予約(3日前~前日午前9時まで)」「当日予約」の4種類がある。
会場ではスマホにかじりついて当日予約枠を狙う来場者の姿が珍しくない。
ただし、そう簡単に予約は取れない。1日に何度も訪れる予約枠解放のタイミングに合わせて、よりスムーズ&正確にスマホを操作する必要があり、さらには電波の不安定さや公式サイトの混雑によるエラーが日常茶飯事だ。
筆者自身、先日は1日に5回以上も当日予約に挑戦。幸運にも人気パビリオン『null²(ヌルヌル)』の予約を取ることができたが、あとはことごとく失敗した。そんな結果でも「今日はラッキーすぎる!」と喜べるほどに難易度が高いのだ。
当日予約は操作の慣れ・電波状況・予約枠の数・運など、さまざまな要素が絡み合う狭き門。
予約のため、せっかくの万博を全集中でスマホと向き合う1日……通期パスを持つ人ならともかく、最初で最後の万博へ来た人にとってそれは果たして有意義と言えるのだろうか?
……それならいっそ、当日予約は潔く諦めるという選択もアリじゃないだろうか。入れそうなパビリオンを選んだり、通りすがりのイベントを見たり、そんな過ごし方の方が本当の意味で万博を存分に楽しめるだろう。
スマホ操作はほどほどに。さまざまな文化が集まる空気感を五感で味わうことこそが、万博の醍醐味ではないだろうか。
